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2014年5月

2014年5月28日 (水)

原発事故後の疑問アラカルト(26)

 
           福島ミステリアス物語(7)

Sizup52

 鼻血論争は、まだまだ続く。どうやら、それを言い出したのは野党時代の自民党議員だったようだ。

 2014 年 5 月 26 日 カレイドスコープの記事が、鋭い。
 転載させてもらって拡散したい。

(略)

自民党の閣僚が、よってたかって「美味しんぼ」を弾圧したことは歴史に残るでしょう。

安倍晋三君は、「政府としては、根拠のない風評を払拭していくためにも、しっかりと正確な情報をわかりやすく提供していく。国として全力を挙げて対応していく必要がある」と勇ましい。 

しかし、安倍君が、多くの福島県民が鼻血を出していたという事実を「風評」というなら、それは、これらの自民党の議員たちが最初に流したのです。
安倍君、国民は君を信じている。だから、言葉通り、この4人を処分しろ。

 
熊谷大自民党参議院議員 2012年3月14日 参院予算委員会
31分42秒から:

 

「大きな不安はない、というふうにおっしゃっていますが、他の県南の地区もですね、これ、『保健だより』、ちょっと持ってきました。ある県南の小学校の『保健だより』です。
4月から7月22日現在の保健室利用状況では、内科的症状で、延べ人数469名。内科的症状では、頭痛、腹痛、鼻出血…これ、鼻血ですね。順に多くということ。これ、結
果で出てるんですね。県南でもね、やっぱり、こういう症状が出ると心配になるんですよ。それに、本当に不安はないって言えますか?」
 

■自民党山谷えりこ議員 元双葉町長の井戸川氏の鼻血についての質疑 

 山谷えりこ(自民党)参議院議員 2012年4月25日 憲法審査会
最初から:

 「井戸川町長がですね、雑誌のインタビューで、こんなことを言ってらっしゃいます。
私は野田首相に、双葉郡民は国民だと思っていますかと訊いたけど、国は、アメリカにSPEEDIのデータを先に知らせて国民にはSPEEDIのデータを提供していなかった。今もって、双葉町はSPEEDIのデータは来ていません。あの情報が入っていたら仙台方面に逃げていますよ。
あるいは、ベントの連絡もなかった。
それから、国・東電は、止める、冷やす、閉じ込める、と言い張って、絶対に安全だと言い張ってきた結果がこれで、我々は住むところも追われてしまった。放射能のために、学校も病院も、すべて奪われて崩壊しているのです。

私は脱毛していますし、毎日、鼻血が出ています。この前、東京のある病院に被曝しているので、血液検査をしてもらえますか、とお願いしたら、いや、調べられない、と断られましたよ。我々は被曝までさせられているが、その対策もないし、明確な検査もない』という、本当に重い発言だと思います。」
 

森まさこ自民党参議院議員 2012年6月14日 参院東日本大震災復興特別委員会1分06秒から:

「それですと、被害者のほうが、子供たちのほうが、この病気は原発事故によるものなのですよ、っていうことを立証しなければいけない。これは、ほとんど無理でございます。そういったことがないように、この法律で守っていくもの、というふうに私は理解しています。
 
たとえば、具体的に、こんな心配の声をお寄せいただいています。 子供が鼻血を出した。これは、被曝による影響じゃないかと。心配なんだけど、それを診察してもらった、検査してもらった、そのお金はどうなるんですか、ということです。」
 

森まさこ、確かに「子供が鼻血を出した」という県民の声を国会に届けています。この発言で見落としてならないのは、「立証しなければいけない。これは、ほとんど無理でございます」と言っていることです。
 これこそ、被害者の立場に立つのであれば、自民党が立証すれば済むこと。しかし、最初から「無理でございます」と、臭いものに封をするような言い方をしています。

 彼女は、自分たちが本当の加害者であることをよく理解しているのです。
 

  森まさこ「美味しんぼの表現は遺憾だ」←2年前鼻血を訴えてた
 これだけ出てしまっては、自民党お得意の証拠隠滅は不可能。(大笑)


長谷川岳自民党参議院議員 2011年12月2日 参院東日本大震災復興特別委員会分48秒:
 

自民党の長谷川岳が、3.11後、福島から北海道に避難した参考人に「避難を決意した決め手は何か」という質問をしています。 

1分48秒:長谷川岳「3月11日から、どのような状況の中で、この自主避難というものを判断されたのかお教えを頂きたいと思います。」 

2分00秒:北海道への避難者
「当初、停電などの影響もあり、何が起きているのか知るすべがまったくありませんでした。停電が解消されてからも、報道から流れてくる情報は、安全を強調したものが多く、また、多くの事実が後出しでした。私たちはみんな必死で、ネットなどで情報を収集しました。
 

 そこにあったものは、テレビなどとは違ったもので、その情報の??にみんなが、不安を感じておりました。 私自身が避難を決断したのは……」 

2分58秒:長谷川岳
「あのー、そのように中で、最終的な避難を判断したというのが文部科学省のホームページということなんですが、もう少し詳しく教えていただけませんか?」
 

3分30秒:北海道への避難者
「(福島から)北海道に避難している方たちと、いろいろ話をしまして、その中で、たとえば鼻血なんですけども、そういうような症状を謳えていたお子さんが非常に多かったです」。

 馬鹿も、ここまでくればご立派

  だから、自民党の議員たちは、人間ではないのでしょう。
森まさこ(少子化担当)は、福島第一原発関連の情報は秘密指定しないと言って、秘密保護法案を強行採決に導いた立役者です。
 それどころの話ではなく、国会も秘密保護指定しないとね。
 安倍なら言い出しかねない。

  今回、一斉に「美味しんぼ」潰しに襲い掛かった安倍内閣の閣僚は、すべてではないが、以下のとおり。

 ・根本匠復興大臣(福島原発事故再生総括担当)
・石原伸晃環境大臣(内閣府特命担当大臣・原子力防災)
・森雅子内閣府特命担当大臣(少子化対策・消費者及び食品安全・男女共同参画)
・下村博文文部科学大臣
・菅義偉官房長官

 そして、「風評に国として対応」と正式にコメントした小心者の安倍晋三閣下も。
 
 ついに、この漢字の書けない男は、自民党が仕掛けた「美味しんぼ」騒動の本当の狙いを自白してしまいました。

 浮島智子政務官が名指しで指摘。核爆発とメルトダウンの区別さえつかない片山さつきも如才なく相乗り。

 小泉純一郎の、できの悪いせがれは、どうか。
「毎回、(福島に)行くたびに元気になって帰ってくるんですよ。」
 この坊や、完全にダメだわ。
 3年以上経っているのに、内部被曝と外部被曝の違いさえ分かっていないのですから。鼻血や、倦怠感、だるさなどは、内部被曝によるもの。

(後略)


……………………………


■これが国会議員であるという日本国民の不幸


  以上、いかに論理破綻している御仁が多いかということである。
 
 
 そして、それが国民の代表の国会議員なのである。
 何と品位と誠実さの欠如した代表だろう。
 こう言っていた人が、同じ舌で、正反対のことを言いだす。
 まず、言い放った言葉を収集して、それから、謝罪。
 これが、普通社会常識。なぜなら、自分が現在と異なった見解を公に放ち、かつ、多くの人々に影響を与えたからだ。
 

 安部首相は、この収拾どうするのだろう。お手並み拝見といきたいところだが、この人、物事の本質を何も捉えられない頭脳構造をしていて、今もって戦前の夢のなかをさ迷っているので、因果関係を迫っても何も分からないのかもしれない。
 物事には、原因があって結果があり、原因のない結果はないのだ。
 漢字が書けることって、もしかしたら、論理性と正比例する?
 少なくとも、頭脳は使うかもしれない。
 何か、みんな変…理性のかけらもない…理性が溶けていっている…理性のメルトダウン…もしかしたら、これも、みんな放射線効果かもしれない。
 
 
 嘘をつき続けていると、今度は体も解体してきてしまうでしょうに…… 

 つづく

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2014年5月27日 (火)

原発事故後の疑問アラカルト(25)

       
        
福島ミステリアスゾーン物語(6) 

 Sizup21
 とうとう、甲状腺ガンは、5月18日 89名になったことが判明した。

 

 また、原発事故当時、政府中枢すら原発事故の深刻な状態を知らされていなかったことも分かってきた。マスコミにも知らされなかったという。
 こうしたことが、吉田所長の事故調査の聞き取りから分かってきた。
 だったら、誰が情報を隠したのか。
 政府中枢も知らされなかったこの国の危機対応の実態……何? それ。
 意味が分からない。

 そして、現政府は、この吉田調書を公開しないと言った。
 そんなこと隠せる程偉い人は、この国の誰なのか。
 誰が、この国の代表なのか。

 まさしく、福島ミステリアスワールドは、生きもののように呼吸していた。
 この国の在り方に、ぴったり寄り添うように……。
 
 

美味しんぼの表現の自由」の抑圧に抗議する集会

 「美味しんぼの表現の自由」の抑圧に抗議する」という集会が、5月21日、参議院議員会館講堂で開催された。
 主催は、ふくしま集団疎開裁判の会である。

 「みんな楽しくhappytがいい」さんに掲載された、福島のお母さんが語る子供達の体調の文字起こしが、衝撃的なので引用したい。

<鼻血だけじゃない>福島の母が語る原発事故後のお子さんの体調変化5/21(文字起こし)


■郡山市で暮らしている母親の話

 私は学習塾の講師をしております。
 そのため子どもたち、特に中学生の話を多く聞く機会がありました。
 今までにない鼻血の話を聞きました。201年震災後すぐに学校が再開され学校での状況を聴くようになりました。
 
  子どもたちの話によると、学校での教室では誰かが必ずと言っていいほど鼻血を出していたと言っていました。
 子どもたちは毎日必ず誰かが鼻血を出している異常事態に慣れてしまい、?になっていました。

 私の生徒に授業中何度も鼻血を出した子がいました
 私の知っている中で3人は耳鼻科でレーザー治療をしました。
 子どもたちの話によると、何度も鼻血が出て日常生活に支障が出るという事で、「レーザーで焼いてもらったんだ」と話しておりました。

 昨日も生徒たちに聞いてみると、量が沢山出る訳ではないが、鼻をかむとすぐ出ると言っている子もいました。
 また保養に子どもたちを連れていって、郡山に帰って来た時も、すぐに荷物を開けた同じタイミングで10人中4人も鼻血を出していました。

 私は塾の講師を24年位続けておりますが、今までにこのような経験はありませんでした
 放射線の影響で鼻血が出ているかどうかはわかりません。 
 しかし、
もしかして放射線の影響ではないだろうかと考えてしまいます。
 もうそれ自体が被害ではないのかと思います。

 いくら科学者や有識者が「放射線と鼻血は関係がない」と言われても、実際に今までと違う事象が出ていれば、心配になるのは当たり前のことで、これを全く科学的根拠がないと言われて切り捨てられていくことにとても怒りを感じます。

 美味しんぼについては、この作者が取材をして書いている事なので、この作品がウソだとか、真実だとかは、自分が判断することだと思います。
 私は個人的には、全く嘘など書かれていないと思います。
 作品を県や国などの大きな力で否定される事にとても違和感を感じます。

 自分の思ったことや感じたことを声にできなくなることがとても心配です。
以上です。

■福島市で暮らす母親の話

 私は爆発当時小学5年生の息子と小学1年生の娘、そして私、えーと、爆発直後に身体に発疹。原因は不明でしばらくしておさまりました。

 5月ごろ、大量の鼻血で息子が何度も倒れました。
 喘息もほとんど良くなっていたんですけど、今はもう、強い薬を毎日飲まないと駄目なぐらい、そうですね、症状が悪化しました。

 白血球もかなり減少しました。その時。
 なので保養に連れ出しました。
 保養に行ったら、薬も塗らずに発疹が消えたり、鼻血が止まったり、もう、喘息の薬も飲んでいなかったんですね
 気付けば。それぐらい違ったんだと思います。

 あのー、小学校5年生の息子が、当時、「目に見えない放射能が怖い」って、私に訴えてきたんですよ。
 それはものすごい自分の身体に、すごいいろんな事が起こり過ぎて恐怖を抱いたんだろうと思います。それはすごいはかり知れないものだったと思います。

 「美味しんぼ」についてですけど、美味しんぼについては、実際に私たちが経験したことを書かれていたので、それを「風評」というのはおかしいことだと思います。
 「風評」を逆に作り上げているのは、原発由来にしたくない人達だと、私は思います。

 直ちに影響がない=影響があるかもしれない。
 影響があるかもしれないのなら、それなりの対応をなぜ取らなかったのか、なぜここまで「美味しんぼ」を非難するのか、私たちの口封じとしか思えません。
 私からは以上です。

■郡山市で暮らす母親の話

 私は地震の時に小学2年生の息子がおりまして、郡山市になるんですけれども、郡山市は地震の時に水が止まってしまって、原発事故の避難措置とかも、特に市民の方には伝わってこなかったんですね

 で、水が止まってしまって、子どもを連れて水をもらいにも行ってしまいましたし、後は、ガソリンがなかったのでバスで移動したりしまして、最初に出た時に……おそらく沢山被ばくをしてしまったと私は思っています。
 初期ひばくの影響はおそらくあったんではないかなと思っているんですけれども、

 今の段階で3年以上経って、どの位被ばくしたという事は市民に伝わっていない状況で、事故の後はですね、小学校は入学式とか始業式が1週間遅れて始まったんですけれども、最初はマスクをして長そで長ズボンで、しばらく過ごしておりまして、うちの息子は1学期に1週間近く鼻血は出ました。

 鼻血は子どもなので、何度か出たこともありましたけれども、それまではちょっとティッシュを詰めれば止まる程度だったのが、朝起きると枕が赤くなったりとか、ちょっと量がやっぱり、何度もティッシュを変えないと止まらないっていう量が、1学期にありまして、1週間程度で収まったんですけれども、わたしは、事故の時8歳だった息子とと半年間母子避難をしまして、で、わたしの入院を機にまた郡山の方に戻って来たんですけれども、その後ですね、咳がですね止まらない、だったりとか、あと湿疹が出てしまったりとか、あと、いろいろと体調を崩していまして、病院に行ってみると子どももですね、多いんですね、いま。

 わたしは、ずっと今11歳になる子どもを育ててきましたけれども、ちょっとやっぱり事故の後は、病院に来ている子どもが多いように感じます。
 皮膚科に行っても多いし、小児科に行っても多いし、それは、被ばくだけではなく免疫力が、低下したという事もあると思うんですけれども、病院行くと子どもが多くてですね、ま、被ばくと関係あるかっていうのは、あのーー、関係あるかどうかなんですけれども、病院にたびたび3年以上行ってきましたけれども、どこの病院も原発事故の話をして下さるお医者さんは、ほとんどいません。無いんです

 私の子どもが学校の集団検査で甲状腺のA2をいただきまして、「書面だけで再検査は無し」という事でいただいていたんですけども、この間の春休みに保養に行きまして、戻ってきた次の日にまた鼻血が出ました。
 で、春休みだったのでちょっとやっぱり心配が度重なっていたので、甲状腺検査を受けてくれるという病院をやっと探しまして、連れていきました。

 で、ま、A2という事を2年位前の集団検診でいただいていたんですけれども、その自分で連れていった甲状腺検査をやっている病院で、やはりA2だけど、先生がポロっと言ったのは「よくこれでA2だったな」と。

 ま、のう胞が沢山あったんですけれども、のう胞はみなさんおわかりかわからないんですけれども、のう胞自体が癌になるんではなくて、刺激を受けたからいっぱいのう胞があるようで、のう胞がある子は多少いるのかもしれないんですけれども、いっぱいあるというのはやっぱり異常だと。
 異常な、のう胞が異常にあるという事は、その周りの細胞ががんになるかどうか、半年に一回検査をしていきましょうという事でいわれました

 なので、鼻血だけでなく沢山不安がありまして、今回美味しんぼの件で、ま、わたしとしては見て「あった、あった」と。
 私の息子もありましたし、ただ、鼻血だけではなかったし、ないと思いますし、そこを良いきっかけにして下さったのだとは思いますし、特にですね、私は否定される方、行政だったりとか、であればちゃんと調査をして下さいと、強く思います。

 本当に検査が2年に一回というのは、とても親としては切なくてですね
うーーーん、子どもをですね、守れないというのは本当につらくてですね、
 なので、抗議するのであれば、検査をして、細やかな検査をして、一部で声ではなく全市民の子を拾っても良いのではないかと思います。
 なので、そこまで言うんであれば全市民の声を拾って、はい、声を聞いて欲しいと思います。

郡山市から川崎市へ避難した母

 私は郡山市から今は川崎に自主避難しています。
 3.11の原発事故を機に、当初3月23日、24日ですかね、やっと高速バスがつながったという事で、妹が東京にいるものですから、まずはちょっと、当時小学校6年生だった二女を避難させようとして、東京に一時的に自主避難しました。

 で、周りの状況は、とにかく水やそういう、何でしょうね、ガソリンとかそういう事で、みなさんがこう、その日の生活をするのにやっとな状態だったんですね。
 でも、入学式が始まるという事で一時娘をまた戻らせて生活を送っていく中で、5月ごろから、子どもを放射能から守るネットワークという事でメーリングリストが流れているという事を聞いて、そこに私も参加させていただくような形で、いろいろ今の状況がどういう形なのかという事を知ることになっていくんですね。

 その時に当初私は福島市に勤務していたんですね。
 そこの同僚のスタッフの4歳と7歳の男の子が、なんか毎日鼻血を出しているという事でちょっと気になるんだという話を聞いて、もしかすると何か放射能と関係があるのではないかということで、うちもその時以降放射線を測る機械を借りて、家を測ることにしました。

 で、当初その時には、家の中の1階が0.4マイクロシーベルト/h、2階が1.2マイクロシーベルト/h、玄関の外で2.7マイクロシーベルト/hでした。

 その数字すら、私はちょっとどういう値なのか分からなかったんですけれども、いろんな事を調べていく間に、「ちょっと異常だ」という事で、危険性を感じている最中、うちの娘も6月23日に鼻血を出すということが起こりました。
 その時点から体調不良を訴えて、一時郡山に戻しましたけれども、やはり「このままではいけない」と自分も感じ、また自主避難させる決意で、私も仕事を辞めて、というか、転勤を申し込み、7月、夏休みを待たずに二度目の自主避難をしました。

 で、今の経過としては、娘も、やはり鼻血は止まりましたけれども、貧血的なものですね。
 今は高校1年生になりました、3年になりましたので。
 やはり、お風呂に入ると、10分間のものでも、ちょっと体力的に貧血っぽくなるというものはあります
 私自身も去年の10月から、ちょっと高熱が出て、調べてたところ、膠原病だということもわかりました。

 今回、「美味しんぼ」の漫画の事で流れたことに関してですけれど、やはり、事実私の周りにもありましたし、実際、自分の娘もそういう経験をしましたし、あの鼻血はですね、ちょっと流れる位の鼻血ではないんですね。
 朝起きた時に、鮮血ではないんですね、どす黒い血液がかなり大量に出るということで、学校に行った時も、かなり大量に出たという事で、やはりその事実は認めてもらわなければいけないと思いますし、じゃあなぜ、郡山もまた、また除染をしていますね。

 側溝のところとか除染をしていますが、なぜ、側溝とかの除染をしなければいけないのか? それも不思議になります。
 なんら関係がないならば、除染に高額なお金をかける必要はありませんし、それでしたら、今仮設住宅で本当に大変な人達を助けるべきだと思います。

 で、あの当時ですね、野党の森まさ子氏は、鼻血の件は知っておりました。あの当時に私もいろいろなこういうところに出て、森まさ子氏がしゃべっている話も聞いております。
でも、今与党になってああいう話をする事自体、なにかすごく私としては憤りを感じております。

 これを機にみなさんが、本当に真実は何処にあるのか、調べていただいて、それが本当に風評なのか、風評被害なのか、本当に復興、復興のために風評被害と、そういう言葉をかえておっしゃっているのか、その辺をやはりメディアの方達が、良く追及していただければ、私はいいのではないかなと思います。
これを機にみなさんに分かっていただければありがたいと思います


  こうした被害を「風評被害」に押し込める安部首相。
 自民党議員は、野党の時は、鼻血のことを問題提議した張本人だ。

 そして、
その鼻血は、鮮血ではなく、どす黒い血液がかなり大量に出たということだ。何度も鼻血が出て日常生活に支障が出るという事で、レーザーで焼いてもらった子供もいたようだ。
 
そんな目に子供達を合わせておいて、何が「風評被害」か。

■「鼻血、医学的根拠ある」専門家ら反論

 5月24日朝日新聞デジタルは、こう発信した。

「人気漫画「美味しんぼ」で東京電力福島第一原発事故後の鼻血の頻発などが描かれたことをめぐり、専門家や健康被害を訴える当事者が23日、国会内で記者会見を開いた。政府や福島県が「風評被害を助長する」などとして事故と鼻血の関連を否定していることに対し、「因果関係は否定できない」と反論した。

 住民の自主的な甲状腺検査に協力してきた北海道がんセンターの西尾正道名誉院長は「高線量被曝による急性障害に論理をすり替え、鼻血(との因果関係)を否定する『専門家』がいる」と批判。「放射性物質が付着した微粒子が鼻腔(びくう)内に入って低線量でも鼻血が出る現象はあり、医学的根拠がある」と指摘した。

 記者会見に電話で参加した福島県内の母親は「漫画全体を読み、福島への愛情を感じた。

 子どもに鼻血が出ても、話を聞く前から因果関係を否定するような人たちに、私たちは本当のことは言わない。国の責任で鼻血を含めた健康調査をしてほしい」と訴えた。

 崎山比早子・元国会事故調査委員会委員(がん生物学)は「汚染地域は広範にあり、健康障害への懸念は鼻血どころでない。正確な情報を」と説いた。
 主催の市民団体代表は「鼻血の表現ばかりに焦点を当てて攻撃し、健康障害を訴える声を抑えつけている」と非難した」

つづく

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2014年5月23日 (金)

原発事故後の疑問アラカルト(24)

     Photo      
     
  
福島ミステリアス物語(6)

2014年3月13日「フクシマの嘘 第2弾」の翻訳書き起こしを見てみよう。

■ドイツZDF「フクシマの嘘 第2弾」

福島第一原発。
事故発生から三年が過ぎたが、今でも緊急事態のままだ。
2020年に日本はオリンピックを開催することになった。
そして日本政府は、世界を安心させようと必死だ。

(テロップ)日本総理大臣 安倍晋三

「私から保証をいたします。状況は統御されています。」
首相の発言がどこまで信用できるのか、われわれは調べることにした

調査を進めていくと、犯罪社会の心臓部に導かれていった。
ヤクザの手先が人を集めて、福島に派遣しています。
私たちは、事故の被害が隠ぺいされ、黙殺されていることを突き止めた。
事故のあった原子炉から離れた場所にいる科学者たちを訪ねた。
「高濃度に汚染されたホットスポットや、放射性物質が溜まる場所を発見しました。」

すべてがコントロールされているというのは本当なのか?
(テロップ)京都大学原子炉実験所 小出裕章
残念ながら「アウト・オブ・コントロール」ですね。そしてなにもコントロールできていない
ので、放射性物質は環境に漏れ、放射能汚染が日々広がっているのです。」

(テロップ)フクシマの嘘 第2弾

双葉町。
ここは福島第一原発と目と鼻の先にある。
特別許可を得ないと、数時間の滞在も許されない。
双葉町はいわゆる警戒区域である。
ここにはもう誰も住めない、
おそらくもう永遠に。
町の中心にかかっている標語
「原子力 明るい未来のエネルギー」
まったく別の時代につくられた言葉だ。

井戸川克隆氏、双葉町の町長だった。 
古い武士の家系出身で
先祖代々五百年以上ここで暮らしてきた。
誇り、誠実、責任感といった徳が
何百年にわたって家族で受け継がれてきた。
井戸川家の跡継ぎということは
私は井戸川家の墓守なのです。

(テロップ)双葉町元町長 井戸川克隆
「私にはご先祖様の墓を守り、世話をする義務があります。
そしてこの義務を次の世代に受け継いでいかなければなりません。
しかしこんな状態では、もう誰にも引き継いではもらえません。」

(テロップ)井戸川美紀子

「妻として、私は死ぬまで先祖に礼をつくすつもりでした。
それがもうできないというのは、胸が引き裂かれる思いです。
戦争、地震、津波といった災難を井戸川家は乗り越えてきた。
しかし何百年と続いた後で、この家族の歴史は今ここ双葉で終わろうとしている。誰も原発事故とそれが引き起こした出来事の責任を取ろうとしない。」

「まったく恥知らずばかりだ」と彼らは語る。
「日本では、東電が好き勝手にしたい放題で、自分たちのことしか考えていません。
政府はそれをそのままに放っておきます。政治家は原発ロビーのいいなりです。私は、それを世界中の人々に知っていただきたい。」

双葉町に戻った。
ほぼ1万人の住民がここには住んでいた。
そのほとんどが原発に従事していた。
今では、ここは原発事故による立ち入り禁止地区だ。
原子炉建屋が爆発したとき、たくさんの人が高線量の被爆をした。
井戸川元町長も同じである

「私たちはちょうど避難する最中でした。
病院の患者と看護婦たちがちょうど、車に乗ったときです
そのときバーンという大音響がして、それが1番目の爆発でした。
すぐに空からたくさん埃が降ってきました。
あのときの線量は非常に高かったと思うんですが、もうすぐに死ぬと思いましたね。
皆、そう思ったんです
。」
 事故発生後初めて、井戸川夫妻は、自分たちの家に戻った。
彼らは除草剤を持参した。
ここにはもう住めない、ということが、彼らにはまだ納得できないのである。 ついこの間まではこの東京近郊の学校の建物が、彼らの避難場所だった。
ここに約千人の被害者と共に寝起きを共にした。
井戸川氏は爆発後、放射性の埃を吸い込んで以来、のどの痛みを訴え、繰り返し鼻血を出し、胃や目が痛み、そして疲労感に苦しんでいる。


爆発直後、始めは行わないですまそうとした官庁に
被爆量の測定をするよう、彼は迫った。

結果は数十万ベクレルのヨウ素131とセシウム137だった。
しかし測定は測定だけに終わった。

それが何を意味するかについては、なにも知らされない。
福島大学病院では「放射線で健康被害を受けた人は誰もいない、と言うんですね。
しかし私たちは事故が起きた時、すぐそばにいて放射能を直接浴びたわけですが、医学的な検査をなにも受けていないのです。未だに何の検査もされていないのですよ。私は真実を知りたいのです。そしてそれに従った手当てを受けたいのです。」

これは2011年に福島で行われた説明会で、撮影されたビデオだが、これを見ると、日本が公に、健康の危険に関する評価としてどのような立場をとっているかが明らかになる。
山下教授は政府に任命された福島の放射線健康リスク管理アドバイザーだ。
「放射能の影響はニコニコ笑っている人には来ません。くよくよしている人に来ます。これは明確な動物実験で解っています。」

井戸川氏の発言
日本政府は非人道的です。それを私は確信しました。まったく情ないことです。国民がことごとく馬鹿にされているのです。いろいろな感情がこみ上げてきますが、一番強いのは激しい怒りです。」

(テロップ)
ヨハネス・ハーノ記者報告
字幕翻訳・無限遠点

  井戸川氏は、ドイツZDFの番組で、そう語っている。
 私には、同氏の主張の方が当たり前だと思う。
同氏は「福島大学病院では放射線で健康被害を受けた人は誰もいない」と言っていると福島県立医科大を批判している。
 ここを現在牛耳っている勢力は、何度も言うが、山下、長瀧両氏長崎大学一派である。
 
 ドイツZDFは、そのドキュメントで、言わば山下氏を完全にパラノイヤ扱いをしている。
 「放射能の影響はニコニコ笑っている人には来ません。くよくよしている人に来ます。これは明確な動物実験で解っています。」
 こんなこと言うのは、やっぱり、パラノイヤであろう。
 普通でない…人々が被ばくの危機に瀕しているのである。
 こんな言葉で危機を納め得たとしても、それは人々を騙し欺いたということになる。
 
 山下氏のこの発言は、原発事故後、国会でも取り上げられて、自由民主党河井克行議員が、2011年4月27日取り上げている。
  そして「もう、とんでもない発言のオンパレードです。」と批判している。
 自民党にすら、そう言われた御仁が、未だ福島県立医科大で実行している「長期疫学調査」の屋台骨を握っている。

そして、日本学術会議を牛耳り、環境省を窓口に税金を使って、国際会議を同氏人選で開催するのである。
 それは、井戸川氏と対峙する関係にあるものだ。
 なぜなら、福島県民であった井戸川氏すら、山下氏にとっては、被験体であろうから……。

つづく

*****************************

あとがき

今日大きなニュースが上がりました
  朝日新聞「吉田所長の調書」というものでした。政府は、これを公表しないとのことです。
 秘密法は、こうしたことのために作れるのですね。
 これをまとめたのが、森まさこ衆議院議員というのも、まさしく皮肉そのものです。当時野党だった同氏は、2012年6月14日参議員特別復興委員会で「子どもが鼻血を出したいたことを、これは被ばくによる影響じゃないか」という様な心配の声が寄せられた、と質問していたと山本太郎議員も、言っていました。
 福島県選出議員なのに、与党、野党と立場が変わるとコロコロ発言が変わっています。
 
 小児甲状腺ガンは89人になったとか…5月18日安部総理が、福島県立医科大を訪問したのは、どんな意味があったのでしょうか。
 「ちゃんと踏みとどまれよ! 鉄壁の風評被害を堅持せよ!」と発破をかけにでも、赴いたのでしょうか。
 でも、「美味しんぼ」の鼻血騒動と、安部氏の福島県立医科大訪問……なんだか、因果関係があるとしか思えませんよね。
 

 

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2014年5月19日 (月)

原発事故後の疑問アラカルト(23)

Photo         
         福島ミステリアスゾーン物語(5)

■漫画「美味しんぼ」の波紋


 「「美味しんぼ」の漫画に対して「福島県民差別」と双葉町が抗議した。   続いて、環境省を代表して、石原大臣がコメントした。
 鼻血が出ることなんて、2011年から、ずっとインターネット上で言われてきた。ちなみに、私自身も、このブログで郡山市市民の被害の声の一部゛を紹介したことがあった。それは、鼻血は勿論、歯が抜けたとか、下痢、喉の痛み、アレルギー等、書きとどめなくてはいられない悲惨な被害だった。

 それでも、政府は知らぬ存ぜぬで復興野菜を食べようとの政策を推し進めた。「食べて応援」キャンペーンは続いた。
 その間、福島住民たちは、健康被害にまつわり、家庭崩壊等、苦しみの日々が続いた。マスコミも、この被害に踏み込まず、表層的にしか報道しなかった。
 
 結果、被ばくした県民は、三年間も放置され、子供の甲状腺ガンは74名も見つかった。
 マスコミが何も報道しなかったから、やっと、漫画で真実を問う声が発せられたのではないか。ここからが、やっと、微かながら、被ばくした人々の声が発せられたスタートではないか……。

■「差別」と「風評被害」は支配層に便利な言葉


 県民差別? この言葉、どこかで聞いた言葉だ。
 被爆二世や三世に対しても、こうした言葉自体使ってはならないという。
 なぜなら、差別になるからだそうだ。
 私は、19回原発事故後の疑問文で、この件に触れた。
 山下俊一氏が被ばく二世、山下氏の弟子福島県立医科大の大津留 晶氏も二世、同じく弟子の秋野公造氏も、叔父が長崎被爆死した旨ブログに書いている。と、私は書いた。

 この際、これは差別に当たるかもしれないがと断り、しかし、書いた。
 なぜかと言えば、ここに被ばくという本質が眠っているように思えたからだった。
 (その展開については、19回の私の記事を読んでいただきたい。)
 差別という言葉で様々な事実を覆っていくと、正確な事実が表面から見えなくなり、真実が水面下に隠されていってしまう危険性があると言いたかったのだ。
 
 現実に、現在の「福島県民囲い込み」隠蔽工作をしているのは、長崎大学 
被ばく関係者、および関係学会であろう。
 そのことを指摘したかったが、この「差別」という言葉はインパクトがあったようで、それは、私自身にも返ってきた。

 この国には、どこか真実をオーブンにしたがらない風土があるらしい。
 多くの人々は冷静に客観的に事態を見つめ把握しようとする傾向になく、感性で捉えようとする。左か右かに、極端に動く。
 
 なぜ、そうなってしまうのか、私にはよく分からない。
 なぜ、自分の眼で見たことを優先しないのか、集団行動が全く苦手の私には、皆目分からない。
 この国の人々は、村社会が好きなのであろうか。
 あるいは、東洋人の特質なのだろうか。
 おそらく、現在でも、個人をないがしろにする村社会が脈々と生き続けているのだろう。
  
 平和な時には、それでいいのかもしけない。
 しかし、こと激動期にあっては、それでは、死ぬ人が出てくる。
 そして、その被害を受けるのは、大抵、何も関係のない人々になるのだ。
 司令塔は、必ず、隠蔽と差別でマインド・コントロールしようとする。
 そして、被害は、必ず、本質的に、無関係な人々が゛受けるのだ。

 広島・長崎原爆投下の時もそうだった。被爆者の多くは、見殺しにされた。
 戦死者は、太平洋の孤島で眠ったまま、誰もその遺体の収容すらしてくれない。支配者は、いつも被害者同士争わせる。
  この「差別」という言葉と「風評被害」という言葉で、真実をオブラートに包んで見せないようにしている。
 司令塔支配者は、そういう策謀だけは、長けている。
 

■「ずくなしの冷や水さん」のブログの論理が冷静で的確

 ずくなしの冷や水さんのブログから引用させていただく。 同ブログが冷静で、かつ真実を付いているように思われる。

「木下黄太のブログ2014/5/14の記事にヤブロコフ博士のチェルノブイリレポートの一節が引用されている。『チェルノブイリからのフォールアウトによって汚染された地域では、いたるところで呼吸器系の罹患が著しく増加している。鼻腔、喉、気管、気管支、肺などの呼吸器系の疾患は、放射線による影響の中でも、明白なる最初の影響であり、(症状は)鼻血や喉の刺激感から肺がんにまで及んでいた。』

 私は、茨城県を中心に2011/3の死亡数が2011/2よりも多くなった地域があることから、福島第一原発事故後の初期吸気被曝が甚大な健康被害を引き起こしたと見ており、もし、鼻血を出すだけで終わったのであれば、幸いだと考えていた。

 だが、冒頭の引用にあるように、鼻血を呼吸器系の疾患の一つとしてとらえるなら、そして呼吸によって取り込まれた放射性物質がすぐにリンパ経由で体中に運ばれ、脳や心臓に届いて脳障害や心筋障害を起すとの医師の見解に照らすと、鼻血を出した者は、吸気による内部被曝があったと警戒を要することになる。

 鼻血に関する事例情報は、数え切れないほどにあり、いちいち記録していないが、私は次のような記憶がある。

(1)初期には、強いプルームが襲った地域で鼻血の事例が伝えられた。

(2)プルームが襲来しているようには見えない時間、場所でも鼻血の事例が伝えられた。

   例えば、学童が教室内での授業中に鼻血を出すような場合。

(3)小学校や保育園などでは、屋外にいた複数の学童がほぼ同時期に鼻血を出す事例が、伝えられた。

 鼻血は、子どもに限られず、壮年期の者や年寄りでも例が少なくなかった。テレビショッピングの出演者がテッシュペーパーで鼻血を拭きながら商品を売り込んでいた例もある。

 放射能の影響による鼻血は、鼻腔の粘膜に放射性物質が付着し、特にベータ線によって粘膜や血管が損傷して出血する場合と、放射線被曝により鼻腔の粘膜全体が弱って出血する場合とが考えられるが、関東の相対的に空間線量率が低いところでも鼻血の事例は多いから、前者によるもの、すなわち内部被曝によるものが多いと考えられる。

 要するに、私の見るところでは、福島第一原発事故後の鼻血の症例の多くは、放射性物質を吸い込み、その一部が鼻腔に付着してその周辺の組織に放射線を放ったことにより粘膜などが損傷を受けて出血したものだ。中には、セシウムが強酸性の水酸化セシウムに変わり、鼻腔の粘膜を傷つけた場合もある。

 このブログに寄せられたコメントの中には、「2011/3/15前後に喉頭出血、その後東海アマさんが言われているような多くの体調不良、歩行障害等に悩まされ医院ハシゴが今でも続く」と記されたものもある。投稿者は千葉県下の濃厚汚染地帯に居住する中年以上の男性と見られる。

 鼻血は、呼吸器を通じた内部被曝の証だ。吸い込んだ放射性物質がどこまで届いたかは分からない。鼻腔だけでとどまったかもしれないが、肺の奥まで入ったかもしれない。

 肺に入った放射性物質はすぐに吸収されて体内に運ばれるという。
 そ
のため、例えば、除染現場に作業に入って1日か2日も経たないうちに心筋梗塞や心不全で亡くなる人が出たりする

 私は、美味しんぼの鼻血記述を巡る騒動は好ましいことと考えている。これで福島第一原発事故と鼻血、ひいては被曝による体調悪化との関係に思い当たる人が増えると思うからだ
 政府は、内部被爆に関しては外部被曝以上に証拠がないこと、立証が困難であることに付け込んで無視を続けている

 政府が鼻血問題に関してこれほどまでに総力を挙げて放射能との関係を否定しようとするのは、鼻血の原因が知られてしまうと、芋づる式に、咳、呼吸器の異常、間質性肺炎、肺がんなどの原因に感づかれてしまうからだ

 政府のどこが司令塔になっているのか知らないが、少なくとも司令塔はこれから起きるはずのことをよく知っている。Q&Aでは、刑務所で汚染食材を食わされて収容者が大勢死ぬことまで予見するという出来すぎだ。

だが、鼻血問題に力を入れすぎたのは失敗だろう。逆効果になるはずだと、私は喜んでいるが。」と掲載している。

 
私も共鳴できる。冷静な観察眼である。
 「政府が鼻血問題に関してこれほどまでに総力を挙げて放射能との関係を否定しようとするのは、鼻血の原因が知られてしまうと、芋づる式に、咳、呼吸器の異常、間質性肺炎、肺がんなどの原因に感づかれてしまうからだ。」
 
まさに、この言葉どおりだと推測する。
 事実、この後すぐ、佐藤知事が、福島県は、すべてのエネルギーを太陽エネルギーで賄うとか、耳さわりの良いことを言い出し始めた。
 福島県民に逃げられては、自分たちの退職金が目減りするから? 
 おそらく、そんなことしか考えていないのだろう。

鼻血は放射線病です CBSニュース

   Spontaneous bleeding


Radiation sickness can cause bleeding from the nose, mouth, gums, and rectum. It can cause people to bruise easily and to bleed internally as well - and even tovomit blood.

The problems occur because radiation depletes the body of platelets, the cellular fragments in the blood that are form clots to control bleeding.

 「鼻、口、からの出血は放射線疾患である。」とCBSニュースは、鼻血を出した男性の大きな顔写真を掲載している。

「血小板というのは、血中にある流れる血を細胞の破片が凝固させる形態だが、この問題は、放射線が、血小板を枯渇させ故に起こってくる。」と言っている。
 
 CBSニュースは、血小板が放射線で減少することで、鼻の粘膜にある血管が傷つき、凝固させることが出来ない故に、生じているとコメントをしているではないか。
 すなわち、鼻から吸ったものの中に放射線があったと考えることが、妥当であろうということだ。すなわち、内部被ばくである。
「ずくなしの冷や水」さんと同見解だということだ。

 オーストラリアのカルディコット医師も、2011年の原発事故当初から、そう発言して警告していた。
「鼻血が出るのは、放射線によって血小板が攻撃され、少なくなっているからだ。」と……。
「早くしないと、子供たちは、死んでしまう。」と……。

京都医療科学大学の遠藤啓吾学長(68)放射線医学の話

 「低線量被曝が原因で鼻血が出ることは、科学的にはありえない。大量被曝した場合は、血小板が減少するため、血が止まりにくく、鼻血が出やすくなるが、血小板が減るのは(がんの死亡リスク上昇が確認されている100ミリシーベルトの10倍にあたる)1千ミリシーベルト以上の被曝をした場合であり、それ以下の被曝では影響がない。住民も福島第1原発で働く作業員も、事故で1千ミリシーベルトを超える被曝をした人はいない。
住民の被曝線量は大半が10ミリシーベルト以下。原発作業員の中に、白血球や血小板の数値に異常がある人がいるとは聞いていない。もし低線量被曝の影響で鼻血が出るのだとしたら、一般の人々より被曝線量の高い放射線技師や宇宙飛行士は鼻血が止まらないことになる。福島の人たちは過剰な不安を抱くことなく、安心して生活してほしい」と産経新聞で言っていた。
 
 遠藤氏は以上のように発言しているが、同氏が学長である京都医療科学大学は島津製作所が経営している単科大学であり、その島津製作所は、原発事故以来、国立がんセンターと契約を結んでいる。
 まさに、原子力推進の先鋭的企業が経営している単科大学の学長である同氏が、この時期か語っていることなど聞くに値しない。
 2011年4月から現職。
原発事故後、島津製作所傘下の大学の学長になった人など、住民の方を見ている訳がなかろう。

 この人物こそ日本学術会議臨床医学委員会放射線・臨床検査分科会委員長である。また、元日本医学放射線学会理事長、日本核医学会理事長なども務めてきた。
 山下俊一氏のお友達でもある遠藤啓吾氏は、「第一回住民の在り方に関する専門会議」において、長瀧氏を座長に推挙した当人でもある。
(また、原発事故後、3月18日
山下氏と同氏が、ヨウ素剤ブロック決定に動いた。)

 同氏は、首相官邸放射線災害の専門家チームの一員である。
 政府お抱えの医師が、そして、原発推進派司令塔の一員が、むきになって政府を擁護している姿は、痛々しい程だ。
 こ
の人物は、長瀧氏の講演にパネラーとして参加している。
 主催したのは、原子力推進文化財団であり、その理事長は長瀧氏である。長瀧氏は、元放影研理事長であり、現在でも、首相官邸原子力災害専門家チームの主査である。
 
 弟子の放影研出身の安全委員会常任委員久住静代氏に、20ミリシーベルトの壁作りを作らせた黒幕であり、かつ、井戸川氏の活動と対峙する真正面に立ちはだかっている張本人である。
 山下俊一氏は、同氏の弟子、公明党秋野環境庁政務次官は孫弟子だ
 選挙を受けたわけでもなく、勝手に「科学的なる御宣託」を放ち、日本国民と福島県民の自由と権利を蹂躙した張本人である。
  
 三年以上も、国民はこの人物の科学観の元に虐げられていなければいけないのか。
 何の権利で、同氏は、様々な会議の座長を独占するのか。
 このような人物が、首相官邸に奉られていること事態、現在の日本が、緊急事態にいるということなのか……緊急事態は、民主主義を壊すのか?
 
 長瀧氏を取り巻くように、日本学術会議の面々が機動隊の盾のようになって、国民をブロックしている。
 研究費と称して税金に食らい付いていた医師や学者たちは、なんと国民に楯突く機動隊になってしまった。
 警察、公安まで巻き込んで、彼等に疑問でも投げかけたら、職を失いかねない。いや、失うだろう。現に、小学館だって白旗をあげさせられている。

 正義も真実も、権力の怪物に子供の腕をひねられるごとく、簡単に屈服させられている。とはいえ、権力なんて実態は、本当はないのに……。
 あるとしたら、白蟻たちの影法師だ。
 それらがうず高く積まれているから、実態があるように見えるだけ。
 その実、この国は、これら税金泥棒の白蟻に乗っ取られているだけなのだ。

ちなみに、日本学術会議の分化会の面々を紹介しておこう。

佐々木康人
 (独)放射線医学総合研究所 前理事長
 日本学術会議臨床医学委員会放射線防護・リスクマネージメント分科   会委員長

遠藤啓吾
 京都医療科学大学 学長
 日本学術会議臨床医学委員会放射線・臨床検査分科会委員長

山下俊一
 福島県立医科大学 副学長
 日本学術会議臨床医学委員会放射線・臨床検査分科会副委員長
 日本学術会議臨床医学委員会放射線防護・リスクマネージメント分科会委員


 三者は、首相官邸原子力災害対策専門家である。そして、日本学術会議の会員でもあり、放射線関係分科会の委員長なのである。
 そして、両者とも内閣府の直下の組織である。
 しかし、国民が選択した組織ではない。
 しかし、ここが三年以上も、放射能に関する司令塔になっていることは、間違いなかろう。

■「美味しんぼ」には井戸川町長が出ている

 原子力ムラは、束になって何かを恐れているとしたら、この隠蔽の扉を、海外からのこじ開けられることであろう。
 双葉町元町長の井戸川氏は、二葉町で福島第一原発の水素爆発を身近で体験した。
 
 双葉町は、当時10万cpmの放射線がカウントされ、針が振り切れたという。一分間に10万回放射線がカウントされている場所にいた。
 一分間に10万回放射能がカウントされた場所に居て、ガイガーカウンターが振り切れた場所に、現実に居た人が、単なる低線量被ばくで済むものだろうか。
  

 井戸川氏は、かなりの量の被ばくを体験している人物である。
 同氏の体が、現在でも、被ばく疾患を体現している。

 ともすれば、町長という立場は、政府側に組する立場だろう。
 しかし、同氏は、既に、役職を辞任している。
 しかも、中央政府に怒りを持っているし、その怒りを持続している。

 政府や福島県が警戒しているのは、この漫画に出てきた井戸川元町長その人ではないかと推測する。
 この件は、双葉町の元町長 井戸川氏が「ドイツZDF福島の嘘」でインタビューに応じ、語っていたことから始まっている。
(そもそもZDFのドキュメント「福島の嘘」という番組のこだわりも、安部総理が「福島原発は、コントロールされている。」
と言って、オリンピック招致をしたことに由来しているようだ。それを証明するために、ZDFのキャスターが、福島の現実を取材しに来たという感じだ。)

 このビデオを見て、私も元井戸川双葉町町長の言葉にリアリティを感じた。 同氏は唇を震わせて「「今一番政府に感じることは、怒りですね。」と語った。
 現在の感情は、怒りであると…被ばく症状も、ずっとあったらしい。
 鼻血は朝から出るとフェイスブックに写真まで公開した。疲労に苦しんでいるとか……同氏は、語っていた。

 こういう人物が、政府中枢は一番嫌なのだ。
 なぜなら、同氏は、もう、失うものなんかないだろうから……。
 だって、もう、すべて失ってしまったではないか。
 静かなのどかな老後。長年慈しんできたであろう土地と住処。
 それと引き換えに受けたのは、朝から出血する血…そのたびに、いろいろなものが落下してきた水素爆発の瞬間。その瞬間の記憶。
 それらがスローモーションになって、何度も何度も津波のようになってやって来るだろう。
 
 同氏は、「いつもは、見えないはずの立ち上がった津波を見た」とロシアのキャスター
Sophie Shevardnadze(ソフィ・シュワルナゼ)氏に語っていた。
 ビデオの日付けは、今年4月21日だ。
 離れない記憶…そして、自分は、その時町長だった。
 住民に対し責任もある。いろいろな思いが渦巻いているのだろう。
 しかし、事実としては、井戸川氏は、海外へ向かって子供達の死は、被ばくだと宣言してしまっているのだ。見出しはこれだ。

■ロシアRTのQestion Moreの見出し

 Fukushima disaster: Tokyo hides truth as children die, become ill from radiation - ex-mayor


 福島惨事「東京は隠している!子供達が、放射能疾患で死んだ真実を!」
 これが、見出しだ。
 Tokyoと見出しに出すということは、東京五輪を意識しているのかもしれない。政府中枢を名指ししているのかもしれない。
 政府への矢羽として、見出しを意識しているのかもしれない。
 ともあれ、東京は真実を隠しているのである。そう町長が言っているけど?……TOKYOはどうなの?
と問いかけている。

■2011年、井戸川氏を国会に招致したのは森雅子大臣

 そういえば、皮肉なことに、同氏をわざわざ参考人として国会に招致したのは、他ならぬ森雅子消費者庁大臣だったことを思い出した。

 2011年 現在の森雅子現消費者庁大臣に国会招致され、井戸川元町長は、証言していた。当時は双葉町町長だ。
 この時、弁護士上がりの同氏は、その論調の切れで野田元首相の対応を攻め立て、IAEA報告に「嘘の報告書を提出した」と海江田元経済産業大臣に迫ったっていたものだった。

 その当該大臣が、秘密法を纏める立場になるのだから、政治家の人生とは皮肉なものである。
 当時、私も、その論理の纏め方に若干感服したが、現在の氏は権力側の椅子に、すっかり座ってしまった。
 
 原発事故当時、野田氏に「ひどいじゃないですか。そこに子供達がいたんですよ。」と言って、SPEEDIのデーター隠蔽を攻め立てた同氏が、秘密法の取りまとめの司令塔のトップになってしまう。
 そして、自分の選挙区の子供達を囲うべく嘘に同調する…自分が攻め立てていた相手と同様の、いや、それ以上の行為をする…すなわち、被験者にするという行為を受け入れる。
 その子供たちというのは、自分の選挙区の子供達なのに……。
 
 森氏は真逆の立場を、すんなり受け入れた。
 くるりと立場を180度変えてしまった。
 あんなに、政府の隠蔽を責めていたのに、そして、そのために井戸川町長を国会に招聘し証言させた同じ人が、権力の
中枢の椅子に座った。
そして、秘密法案成立の総元締めとして、法案成立を仕切ったというのは、私の理解の外側にある。

 女の
性でここまでやれる人ということは、私の理性では理解できない。
 なぜなら、甲状腺ガン74名……この子供達を、冷たい手術台に乗せるという行為を、自分の手で行なうというのは、女の性では耐え難いからだ。
 女の性とは、生む性だから…命を蔑ろにする行為には、本能的に耐えられないだろう。しかし、それが、できる人であった。 

 こんな人物の口と、論理すり替えに、すっかり騙された自分にも、腹が立つ。
 福島に寄り添う振りをしても、自分の地元、そして、森氏
の事務所があるいわき市平という場所の雑草から放射線ヨウ素が690000㏃も検出されたことを知っていたのだろうか。一度、聞いてみたいものだ。
 知らなかったら、無責任。知っていて、住民に知らせなかったら、それも犯罪的だ。
 
 井戸川氏は、水素爆発を、直にその目で見ているのである。「いろいろなものが降ってきた」と国会で証言していた。
 私も、ラジオだったが、生で聞いていた。胸に迫ってくるものがあった。
 これを記録しようと、携帯のボイスレコーダー機能でメモリー化した。
 一度、文字起こしをしてみよう。議事録があったか……。
 
 双葉町では、ガイガーカウンターが振り切れたと言われた。
 1万/cpmをカウントしたケースが1193件もあると国会で、2011年柿沢未途議員が質問していた。
 双葉町では、想像もつかない大量の被ばくがあったと想像される。
 その井戸川氏が、この漫画で証言するのである。「私も、鼻血が出た。」と……。

 環境省や政府の要人が様々な抗議をしたのは、同氏がドイツやロシアの番組で語ったことに対する影響を恐れていると予測される。
 なぜなら、同氏を海メディアが報道していることで、隠していた綻びが崩れてくることに警戒しているのだ。
 ドイツZDFのドキュメント報道でも、キャスターは「福島第一汚染水はコントロールされている」ということに不信感を抱いている。
 この不審感が取材の言わば、モチーフとなってる。

 井戸川氏を最初に取材したのは、ドイツZDFだ。
 これは、政府が一番隠したい事柄であろう。
 井戸川氏は、インタビューに答え、こう語っている。
「福島の子供は苦しんでいる。私が町長の時、多くの人が死んだ。」と……。
 美味しんぼの漫画より先に、ドイツZDFそして、ロシアのRT Question Moreという番組に出演しているのだ。

 なまくらな欲ボケ人生しか知らない妖怪が苦手なのは、
 死を悟ってしまった人間なのだ。
 そこまで迫られないと、人は本気になれない。
 そこまで追い詰められて、人は真実の意味を知る。
 命と向き合わない限り、人は欲へ逃げる。
 大晦日に鳴らす人の煩悩の数は、108つよりもっと多いのかもしれない。
  
 ソフィとの対談とドイツZDFの書き起こし全文掲載は、また次回。

 つづく

*************

 (あとがき)

 「美味しんぼ」本日 出ました。
 先ほど、ニュースで放医研明石真言氏が、何か予定調和のコメントしていました。が、同氏は「福島県民健康管理調査」分担研究員ですよ。検討委員会の委員も兼任しています。第一回から担当していています。
 いわば、検査する人と審議する人とを対峙すべき立場を兼業している矛盾に満ちたことを平然と切り抜ける不思議な存在の方です。
 こんなアクロバットなこと通じる国って、他にあるのかしらと思ってしまいますが、どうなのでしょうね。

 もっとも、国を代表する第三次医療ができるのは、放医研しかないから仕方ないのかもしれませんが、放医研は、なぜ、フランスやスペインが提供してくれると言っていた被ばくのヨウ素の初期データーについて発表しないのでしょうか。(山本太郎議員も正式に質問書を安部総理宛に提出しているのにです。予算も確保しているのに、隠蔽にだけ熱心なようですね。強引に4月住民を帰還させる調査は、するのに、初期データーだけは隠し通そうというのでしょうか。)


 この国のDNAは、深い根の所でちゃんと生きているようですね。
 それは、差別と隠蔽の歴史でしょう。(
まあ、各国、そんなものなのかもしれませんが……。)
 この世は失望の連続…しかし、失望していることで、悪事にだけは手を染めていないことだけは確認できるということでしょうか。

 何とか、ブログ、アップしました。
 いろいろなことがあちこちで起こり、時間だけが通り過ぎていきます。
 私の辞書は、失望の文字だけで埋まっていきます。


 そのうち、この小さな島国は白蟻達に、完璧に乗っ取られるのでしょう。
 多勢に無勢…でも、国民の数の方が、本当は多いはずなのに…民主主義が根付かないのは、なぜだろうと思います。
 やっぱり、国民全体にすべてをひっくり返そうとするパワーがないからなのでしょうか。
 改革を叫んでいた団塊の世代はどこにいったのでしょう。

 私の知り合いは、大抵白蟻になってしまいました。
 国民の税金に群れるしか知らない白蟻……どこかの理事になって堕落した……私のかつてのボーイフレンドたち。
 あなた達、かつて何言っていたのよと言いたい!
 白蟻に成り下がってしまった、かつてのボーイフレンド達。
 
 革命なんか、とうに自爆しました。
 初夏だというのに、もの言えど、唇寒しで……。
 失望だけが、私の辞書を埋める……

 それでも、眠り、また目覚める……。
 明日のため…?
 もし、明日があるのなら…。

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2014年5月 6日 (火)

原発事故後の疑問アラカルト(22)

Sizu               

                   福島ミステリーゾーン(3)

       閑話休題

■詩・福島・日本国エートス


最適化というの?
福島の人に放射線を吸わせ
そのまま放置し殲滅させる計画?
ナチがやったガス室とどこがちがうのか


結局
国家から殲滅される
税を払い共同体に参加したはずの
その国家から
助けてもらえるどころか殲滅されるのだ
日の元の国から放射線室に押し込まれる


こんなに妖怪がいた
原発事故があぶりだした妖怪
絆をズタズタに断ち切っておいて
化粧した絆などという言葉を使わないで!
あなた方が使う絆などという文字の背後に
所詮は欲の影が隠されている


あなた方が 死刑執行人であることが分かった
遅ればせながら やっと…
だから 番人のように居たのか
朝も夜も
影に日なたに
さまざまに形を変え
あなた方は見張っていた


エートスは
パリで祝杯をあげている
日の元の国を占拠できたと
小さな島国は
エートスの幹部の手中に陥落した


最適化って何?
何に最適化されるのか
放射能だらけの庭で
諦めだらけの土埃にまみれ
どのように生きろというのか
どのように放射能に適応しろというのか


プルトニウムのパーティクル
石を固めて指輪にでもしましょうか
人々の愛の記念に?
パリで乾杯!
何の記念か
原子力爆発事故記念
パリで乾杯!
嘘と欺瞞に乾杯


シャカシャカとセシウムが森で鳴る
木々同士がこすりあい
未だ未消化の放射線が
風であちこち飛び回り
いずれ命を刺しにくる

それが最適化というもの?
私達を刺しにくる物質…消えることない物質
あなた方はそれを許容した
何が最適か?
どこに最適なものがあるのか?


自分たちだけ乾杯をしながら
子供達の命は生贄にする
平然と
誰に乾杯?
金のなる木の神に…
そして その分け前をもらうのだ


首領は
さすが経済学出身
ちゃんと経済学の論理で生きている
金のなる木の論理で生きている
そこにバビロンの女もいるのだろう
虚飾の衣を身に着けて…


最適化?
冗談じゃない
私達は何も要らない
ただ美しい空を返して!
清く美しかった水と
胸いっぱい吸い込める空気を返して!


青くない空
よどんで黄色の空
智惠子が愛した安達太良山の空
本当の空…
汚れなき空…
それはもう二度と戻らない
会津の空は見せかけ
ただ 無作法に吊り下げられたカラッポな空


最適な方法なんてどこにある?
適する土地も空気もどこにある?
母なる大地も
芳醇な海も
みんな汚れた


底なし沼のように汚染水はあふれ
原子力建屋は
そのうち倒れこむ
歴史の谷間に
時の狭間に

スローモーションのように

デブリは溶け出す

そして
燦然と輝く女王のように
何度も臨界を繰り返し
日の元の国を蹂躙する
放射能の沼地で
悪夢が立ち上がる


最適の物差しですって?
それはデブリに当てる物差し?
何センチのデブリ?
それは臨界に達するのか?
最適化ですって?
線量計を細工して県民を帰還させる?
そうした方法論だったのか…

ブラボー!
パリから
福島実験場へ乾杯!
「何より子供は最適の被験体
何より進行が早いからね
でも これは秘密
誰にも話してはいけないよ」

「やっと成功したようだね
細工した線量計をぶら下げる工程」
首領が囁く
風に向かって


線量計の色は空色
希望の色
「絶望の民には希望を与えないとね
これ経済学の法則」

今度は何をする?
瀕死の子供達の首に線量計をかけ
「ナンバーリングしなさい
ガン何号と書くのですよ
そしてリスト化する」

それから何をする?

「優しそうに手を伸ばし
瀕死の子供達の魂を抱いてね
絶望の泥海に捨てるのさ
分かっているね?
打ち合わせどおりに…
どうか…よろしく」
首領は

そう時間に向かい命令した

こうして
自由は二つ折りにされ
三つ折 四つ折にされ
ぐしゃぐしゃにされた
最適化のために
放射能への対応のために

最後に
自由は
土塊のように砕かれた…

*********************************


 (
あとがき)

 連休中、閑話休題で詩だけ掲載してきました。
 詩だったら、自動速記で書けるのですが、社会科学はそうはいきません。
 原発事故後三年経って、
事態は切迫して来ているようです。
 メキシコ湾あたりで、海で胴体がつながった子供の鯨が引き上げられたとか……ショックです。

 日本でも、これに似た事件が頻発するのでしょうか。
 何を語っても、鈍感な魂にはつける薬はなさそうで、出てくるものは溜息ですが、3月26
日第4回住民の健康管理の在り方に関する専門家会議で、ヒヤリングに参加された崎山比早沙子氏の提言は、立派でした。一瞬、マンネリ化していた会議室が、緊張に張り詰めました。

 ICRPが電事連から旅費・滞在費もらっていること、そうした人物たちが、政府の審議会などの重要ポストを占めていること事態を、本人たちを前にして批判なさったのですから、大変な勇気です。
 ICRP主委員会丹羽氏も、このICRPの後ろ盾になっている現放射線影響協会理事長の座長・長瀧氏も、さぞかし慌てたことでしょう。
 日本核医学会やアイソトープ協会、さらには放影研理事長などを履歴を持つ人物が、政府の会議のトップを占めていること事態、恣意的なものでしょう。

 やっと、連休も終わりますが、外遊に明け暮れている安部首相は、いつになったら原発事故対応に真剣に向き合うのでしょうか。
 胴体繋がった悲劇の鯨は、福島第一原発発だというのに…。

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2014年5月 2日 (金)

原発事故後の疑問アラカルト(21)

 
                閑話休題(2)

               
             
 福島ミステリーゾーン(3)
           

Image       

      
    その中心に何があるのか   


    世界を眠らせて 命を分断して

    その地軸にすべてを吸い寄せて

    ご破算にする…神の召すまま…乾杯神様!

___________________________

           詩・福島県民健康調査


それは誰が作った壁?
毎日毎日高くなる
透明な美しい壁
しかし、すけた蛇模様


壁の中の道は迷路
首からプレートをつけた人々が歩く
彼等は何とか外へ出ようと
叩いたりぶつかったりするけれど
体が傷つくだけ
壁は尊大に彼等の皮膚に
生き物のようにからみつく


「あなたには自由がない。」
と壁が言う
「あなたの運命は、ぼくなのだ。」
と、また壁が言う
「ぼくが、あなたの人生を決める。」
「生かすも殺すも、ぼくなのさ。」


壁に囲われた迷路の中で
青いナンバープレートは
子供の首に食い込む
「助けて!」
人々の声を壁が消す
透明な壁が声を吸い込む

壁は怒気をこめて膨らんで
「そんな声を出してもだめですよ。」
と子供をにらむ
壁は金色の目を見開き
「私達は、ボランティアでやっているんですから。
疫学№1365番さん。」


「ぼくは強制なんかしていない。
 だから、逃れることもできるんですよ。」
壁は居丈高に膨らんで
意地悪げに人々を威嚇して笑った


「ここから逃れられたら、どうなるんだ?」
青いナンバープレートを首からぶら下げ
もがく人々は聞いた
「ここを出たら、荒野が待っているだけだよ。」
壁は馬鹿にしたようにせせら笑って言った
「吹雪の中で、あなたは一人ぼっち。
ぼくは、あなたの守り神ですよ。いわばね。」


「ここは、どこなんだ?」
青いナンバープレートをつけられた被験者は聞いた
「ここは 光が丘……希望あふれる病院ですぜ。」
壁が言った。
「光あふれているのさ。α線 β線 γ線とかね。」
被験者の叫び声は壁に吸い取られた


透き通った壁の内側には
さらに
たくさんの迷路が作られていて
そこには蛇の気配が
とぐろを巻いていた


そこは光ヶ丘
光の上に建っている
透き通った建物は病院
光っているものは何ですか?
あなた それはアメリシウム
セシウムだったか…余り多くて忘れてしまった


光ヶ丘に光るもの
毎日毎日光をつくる
人工科学の光が降りる
光は希望でなかったの?


「光は希望に決まってる」
口から赤い舌を覗かせて
姿をあらわし蛇が言った
人工光は ぼくの味方
おいで! プルトニウム
闇の我が魔王よ


光ヶ丘に住んでいる
蛇が姿を現した
プルトニウムが呼ばれてる
透明な壁の中に
青いプレートをつけられた
被験者たちが閉じ込められて叫んでる
けれど 誰にも聞こえない
透明な壁が吸い込んでしまうから…


光ヶ丘に住む者
ここに
世界残酷物語の幕が開く


*************




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2014年5月 1日 (木)

原発事故後の疑問アラカルト(20)

                 

            閑話休題・詩 

P112

なぜ?  が消えた日の元の国

なぜ
答えてみて!
青い空はどこ行った
どこにも見えない

なぜ?
答えてみて!
ほんとの星はどこへいった
ペカペカ光って どこかに落ちた

なぜ?
答えてみて!
お日様かくした雲はどこ?
光はいつ見つかるの?

なぜ?
答えてみて!
雨はいつまで降ってるの?
ぬかるみの道 あなたは歩く

なぜ?
教えてほしい
風だってどこへ飛んだらいいのか
行く先あぐねて迷ってる

なぜ?
教えてほしい
青い鳥消えた
どこをさがせば見つかるの?

なぜ?
誰かに聞いて!
この先 道はあるのかと
未来の道をあなたは歩く

なぜ?
誰か教えて!
虫も小鳥もいない訳
静けさだけが通り過ぎる

私は
知ってる
子供が泣いている訳を
幸せ飛んでいく訳を

なぜを問おう!
出口は遠く先にある……
その先に何がある?
出口は 
霞に霞んで見えないけれど
あなたには見える?

この世に自由がないことも
自由は権力者のフロントコートの裾に
はかなく付いていることも
そのおこぼれだけが付着しているのも

あなたはそのおこぼれを拾って
小さな椅子をもらいたい?
本当の自由を捨て
そのおこぼれで生きていたい?


自由はおこぼれにしかない
自由は、この世にないことを
現実が焙りだす
そこからが出発だ

本当の自由は
世界の外側
絶望の果て
虚空の果てに沈んでる
そこまで飛ぶことができるか
自由の翼を手に入れることができるか

風すら邪悪なものに
乗っ取られてしまった
友だった風よ
あなたを汚したものは誰?
その名前を教えて!
科学の魔王を目覚めさせたもの
ささやかな日常を変えてしまったもの

もはや
なぜ? すら吹き飛ばされる
息すらできない
風は……
魔王に支配された風は変質した

風よ!
友だった風よ!
あなたは魔王を軽々と軽く
地から地へと
果てまで運ぶ
海から海へと渡る
風よ!
もう 吹かないで!

命を戸惑わせないで!
命を奪わないで!
平穏に留まっていてほしい
けれど
それは無理
もはや
風は魔王に支配されてしまった

なぜを問いかけても
誰も答えられない
沈黙の闇に私達は閉じ込められてしまった
科学が縦横無尽に走り回る
もはや、誰も制御できない
自由は蹂躙され
自由はこの世から閉ざされた

可哀想な命たち
それでも
なぜを問おう
はかない消え入りそうな
なぜの炎のなかにある
小さな熱の中に
息吹を吹きかける

この世になくても
どこかにある自由に向かって
命ある限り
なぜの芽を消してはならない
答は遠くそして、答は近い
それを撹乱しているのは人の心だけ…

■放射能は今でも出ている!
 

 報道するラジオ 2014年3月7日Uチューブのものを書き起こしてくださった方から引用させて頂く。
 テーマは「3年経つ今、放射能は出ていますか?」というものだ。

水野:報道するラジオ、今日の特集テーマは「メディアが伝えていない福島第一原発事故3年」です。
 今度は京都大学原子炉実験所助教小出裕章さんに伺います。
 小出さんに質問が早速リスナーの方からきておりまして、「安倍総理は7年後の東京オリンピックが開催されるころまでには、原発による放射能汚染について問題なく解決しているんだという様な意味の事をおっしゃられているように聞きました」というふうにおっしゃられているんです。
本当に大丈夫なんでしょうか?今放射能の心配はしなくていいのでしょうか?」と、いうご質問なんですけれども、小出さん、今、もう3年経とうとしているんですが、放射能は出ているんですか?

小出:はい、もちろん出ています
 原子炉が壊れてしまっている訳で、格納容器という放射能を閉じ込めるための最後の防壁も、多分あちこちで穴が開いてしまっていまして、水を入れてもみんな漏れてきてしまうという状態ですので、今でも放射性物質は大気中、あるいは汚染水としてあちこちに漏れています

水野:今も出続けていると。

小出:そうです。

水野:どの位の量ですか? で、これまでに福島第一原発事故で放出されたセシウムの量というのは、今までの物と合わせるとどれぐらいになるんでしょう?

小出:はい。えー、どこまで正確化はよく分からないのですが、日本国政府がIAEA国際原子力機関という原子力を推進する団体に提出した報告書があります。それによりますと、1.5×10の16乗ベクレルという数字が書かれていまして、それは、広島原爆がまき散らしたセシウム137に比較すると、168発分に相当しています。

水野:広島に落とされた原爆の168発分のセシウムがもうすでに、

小出:大気中だけなのですけれども、

水野:あ、これは、じゃあ、「海に流れているものとは別で」ですか?

小出:全く別です。そして私はこの168発というのも、多分過小評価だと思っています。なぜなら日本国政府というのは、「福島第一原子力発電所が安全だ」といってお墨付きを与えた張本人です。
で、重大な責任があるわけですし、私は「責任」という言葉では甘過ぎると思っていて「犯罪」だと思っています。
 犯罪者が自分の罪を正確に申告する道理はないのであって、なるべく自分の罪を小さく見せようとしてはじき出した数字がこの168発分という数字です。多分それの2倍とか3倍が大気中に既に出たと思いますし、それとあまり違わない程のものが多分、汚染水として海に向かって流れていると思います。

水野:あ、そうですか。はぁ~! 大気に出されたものと同じくらいの量のセシウムが海にも流れだしていく事になるであろうと。

小出:
 敷地の中にもうそれぐらいは流れているはずで、敷地というのは土がある訳ですから、 すぐにジャージャーと海へ流れていく訳ではありませんけれども、多分敷地の中は今も、大気中に出たのと同じくらいのセシウムがあちこちに汚染水として浸みこんでいると思います。

水野:そうしますと、今の小出さんのお話を荒っぽく計算したら、広島に落とされた原爆の300発以上分のセシウムが、様々なところ、地球に移されてしまうと、そういう事になりますよね。

小出:そうです。

水野:はぁ・・・・あのそして、皆さん本当に気にしていらっしゃる、放射性物質はどの地域にどの位の量であるのか?っていうところですね。

小出:はい。皆さんご承知だと思いますけれども、日本というこの国は「北半球温帯」というところにあります。そこでは「偏西風」という大変強い西風が吹いているのです。そして福島第一原子力発電所というのは、福島県の太平洋に面しているところに建っていた訳で、 福島第一原子力発電所から放出された放射性物質、セシウムも含めてですけれども、殆どのものは偏西風に乗って太平洋に向かって流れていきました。そのため多分、放出された放射能の8割から9割は太平洋に向かって流れて、北アメリカ大陸の西海岸をかなり汚染しています。
 そして残りの1割から2割が、場合によっては東風の日もあったし、南風、北風という日もあって、 福島県を中心とした東北地方、関東地方に降り注いだという事だと私は思います。

水野:東北地方に、関東地方も加わっているんですか

小出:そうです。

水野:具体的にはどの程度の汚染がどういった県でみられているんでしょうか?

小出:数字でちょっと話させていただきたいのですが、1平方mあたり60万ベクレルを超えてセシウムが降り積もったという地域が、およそ1000平方kmあります。関西のみなさんは琵琶湖はご存じだと思います。
 大変大きな湖というか、海のように見える湖ですけれども、琵琶湖が1.5個入ってしまうというぐらいの広大なところです。
 1000平方km。そこが1平方mあたり60万ベクレルを超えて汚染されまして、今現在10万人を超える人々が追い出されてしまったという地域です。
 そしてその周辺にももちろん、汚染の程度が低くなっているところがずーーーっと繋がっている訳です。
 そして、私は京都大学原子炉実験所というところで、放射能を相手に仕事をして給料をもらっています。そしてそういう人間に限って入っていいいという場所を「放射線管理区域」と呼びます。
 普通のみなさんは入れないんですけれども、その「放射線管理区域から外に持ち出すことのできる汚染の程度」というのは、1平方mあたり4万ベクレルなのです。「それ以上汚れているようなものはどんな物でも放射腺管理区域の外側に存在してはいけない」というのが、これまでの法律でした。
もし、1平方mあたり4万ベクレルを超えている地域というものの面積を求めていくとすると、たぶん、1万4000平方kmだと思います。

水野:
どれぐらいの広さっていうことですか?

小出:日本が38万平方km。本州だけで24万平方km位だったと思いますので、本州の数%、5%は超えているというぐらいのものだと思います。

水野:ふ~~~ん・・・

平野:これ、先生のご本の原発ゼロというデータによると、東京都心の葛飾区でも4万ベクレル/平方m、こういう数字が出ていますよね。という事は、「東京の中でも放射線管理区域があった」ということですね。

小出:そうです。

水野:今もあるんですか?

小出:はい、今もあります。私のデータではなくて、それは日本国政府のデータなんですが、東京の下町、葛飾区あるいは江戸川区の一部というところは、放射線の管理区域にしなければならないほどの汚染を受けています。

平野:なにもやっていないですよね?現実的には。

小出:はい。もう、日本国政府は「どうしようもない」と。これまでは通常時として法律があったけれども、「今は緊急時だから、元々は放射線管理区域にしなければいけない地域にも人々は住め」という事を言っている訳でして、1平方mあたり60万ベクレルを超えているような、先ほど聞いていただいたところはさすがに人は住めないけれども、そうでないところは人が住んでもいいし、「一度逃がした人々もそこにまた戻れ」と日本国政府が言っています。

水野:東京都の一部も、また、千葉県や埼玉県の一部もそうした放射線管理区域のレベル。
で、今もあり続けているという状況なんですね。

小出:そうです


■黒い物質

水野:そうした地域で、黒い物質というものが見つかっていると聞きましたが、小出さん、これはどういうものですか?

小出:
 みなさんもちょっと想像していただきたいのですが、例えば駐車場の隅っこの水たまりのあたりに、「なにか黒く干からびたものが堆積している」という様なもの。
 
あるいは、雨どいの下になにかコンクリートの様なものがあるとすると、「その上に黒く干からびたものが残っている」という、そういうものです。

水野:小さい、小さい、粒子の様なものが固まっている感じですか?

小出:要するに、泥がちょっと固まっているという、あるいはコケがなんか干からびたという、そんな感じです。

水野:それは一体何なんですか?

小出:私は生物学者ではないのですけれども、神戸大学の山内さんという私の知り合いが調べてくれたところでは、「らん藻類の死骸だ」と私は聞きました。

水野:らん藻類ってなんですか?

小出:ええ、苔の様なものだと私は思うのですけれども、

水野:藻類ですね。

小出:そうです。そういうもの、あるいは細かい土が雨で集まったとか、そういうものの集合体だと思います。

水野:は。それで、それを小出さんが検査なさったんですね。

小出:私もやりましたし、山内さんもやっているし、沢山の人が検査をしてくれています。

水野:なにが検出されたんでしょう?

小出:えー、今問題になるのはセシウム134とセシウム137の2種類の放射性物質です。猛烈な濃度、でした。

水野:猛烈な濃度!

小出:はい。たとえば1kgあたり1万ベクレルという濃度を超えているようなセシウムは、放射性物質として厳重に管理をしなければいけないのですが、たとえば福島県内の南相馬、あるいは飯舘村というようなところで集めてきた黒い物質の中には、1kgあたり数100万ベクレルのセシウムがありましたし、東京都の葛飾区、先ほどちょっと放射線管理区域だと私は聞いていただきましたけれども、そういうところでも1kgあたり何10万ベクレルという、

水野:何10万ベクレル!

小出:はい、ものがあります。そして東京都のいわゆる下町ですね、東の端っこ、千葉県に近いところが汚れている訳ですし、あるいは西の端っこの奥多摩も汚れているのですが。

水野:へぇ・・・・

小出:中央部は比較的汚染が少なくて済んだのです。その比較的汚染が少なかった東村山市というところがあるのですが、そこの学校から集めてきた黒い物質にも1kgあたり2万ベクレルを超えるセシウムがありました。

水野:はぁ・・・

小出:つまり、放射性物質にしなければいけないようなものが、子どもたちが遊ぶ学校の校庭にあるという、そういう状態です。

水野:はぁ、これ、子どもたちの傍にこういった物質があるという事は、ずっと子どもたちは被曝し続けることになるんですか?

小出:そうです。たとえば、JRの平井駅という駅があってですね、その近くでも黒い物質というものがありましたけれども、その黒い物質、地面に薄く黒く広がっている訳ですが、そこは子どもが指でこすった跡すらがあるという、そんな状態になっていました。

水野:これは除去しなければいけないですよね。

小出:もちろんです。

平野:こういうデータを自治体とか政府の担当省は聞いても、要するに何も手を打たない訳ですか?

小出:そうです。例えば学校の方は、「そんな面倒なものを持ってきてくれるな」と。むしろその・・試料を集めようとする人たちを排除するという様な学校が多いわけですし、国の方はもちろん、知らぬ存ぜずを決めこみたいのですから、なかなか調査もしてくれないという状態になっています。

平野:もう自衛するしかないけれども、なかなか見えないもので難しいですね。

小出:そうです。放射能は目に見えませんし、放射能を測るという事はなかなか難しい事でもありますので、「自衛しろ」といっても出来ないと私は思いますし、やはり政府、あるいは行政、自治体というところが、本腰を入れて子どもたちを守るという事をやらなければいけないと思います。(中略)

溶け落ちた炉心はどうなっているの


水野:
小出先生、元々の溶け落ちた炉心がどうなっているのか? これはどうなんでしょう?

小出:わかりません。事故を起こした発電所がもし火力発電所であったとすれば、事故現場に行って調べればいいのです。 どこがどんなふうに壊れてしまった。ここをこうやって直せるだろう、といって直していけば、運転を再開することだってそんなに難しいものではないのですけれども、壊れているのが原子力発電所ですので、現場に行かれないのです。

水野:そうですよね。ただ、東電はね、ドロドロになった一つの塊、それを取り出していくんだという計画を立てていますでしょ?

小出:そうです。

水野:小出先生はどういう見立てですか?

小出:東京電力と国は「確かに炉心は溶けてしまった」と、で、炉心を入れていた圧力がま、「原子炉圧力容器という鋼鉄製の厚さが16cmもある圧力がまの底も抜けてしまった」と、国も東京電力も言っています。
では、その後どうなったか?というと、「放射能を閉じ込める最後の防壁である格納容器という容器の床に落ちたんだ」と、彼等は言っています。
勿論そうだと私も思いますけれども、彼らが今想像している状態というのは、上から落ちてきた溶けた炉心が、格納容器の床の上にまんじゅうのように堆積しているという、そういう事を彼等は想像しているのです。

 私はそんな事は決してないと思っています。
 溶けて、猛烈な水をかけながらですね、それでも溶けてしまって、蒸気がもうもうと噴き出すというようなそういうような、言ってみれば動的環境と私が呼ぶような環境の中で、

水野:固まっていないっていうことですか?

小出:はい。溶け落ちたのであって、私たちがスラッジとかスラリーとか呼ぶような、いわゆる泥水のような形で多分溶け落ちているし、あちこちに流れたり、壁に張り付いたりしてしまっていると私は思います。

水野:あちこちに細かく分散して飛びちっているような状況、

小出:多分そうだと思います。ただし、

平野:地中に混ざったのであれば、またそこに地下水がまた流れてきますよね。それがまた海の方へ流れるっていうおそれがありますよね?

小出:そうです。ただし東京電力は、格納容器というのは厚さが3cmの鋼鉄製なんです。で、もし溶けた炉心がその鋼鉄に接触してしまうと簡単に格納容器の鋼鉄は穴が開いてしまうのですけれども、「溶け落ちた炉心は格納容器の床に落ちた」床には実はコンクリートの内張りがしてあって、そのコンクリートが確かに溶けた炉心で破壊されていったけれども、「70cm分しか破壊されていないで、まだ溶け落ちた炉心は格納容器の中にある」というのが東京電力の主張なのです。
 
でも私はその主張を聞いた時に、「あなた達は見てきたのですか?」と聞きたくなりました。彼等は「計算した」と言っているのですけれども、そんな計算は全く根拠がない計算なのであって、信用できません。

 場合によってはすでに、格納容器の床に張ってあったコンクリートが破壊されてしまって、「格納容器が、すでに底が抜けている。そして溶けた炉心が地面にめり込んで行っている」という可能性すらあると私は思っています。

水野:小出さんが想像するような炉心の状態であれば、それは、取り出す事ってできるんですか?

小出:出来ないです。東京電力と国はなんとかして溶け落ちた炉心を掴み出そうという事をロードマップに書いているのですけれども、その作業をしようと思うと、大変な被ばく作業になるはずだと私は思います。
 で、たとえば100溶けた炉心のうちの、大変な被ばくをしながら50を取り出したとしても、50が残ってしまうのならば、やはり私はもう同じ事だと思います。大変な被ばくをするぐらいであるなら、もう取り出す事を全て諦めて、

水野:諦めて、

小出:はい。その場で封じ込めるのがいいのではないかと私は思っています。

水野:封じ込めるというのは、いわゆるチェルノブイリの様な、覆ってしまう。

小出:石棺です。

水野:石棺。棺(ひつぎ)って書くんですね、石の棺。

小出:そうです、おっしゃって下さった通り、1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故の場合には、「もう炉心を取り出すことは諦める」という事にしまして、石の棺、石棺というもので封じ込めるという事をやったわけです。
 ただ、事故から28年経ちまして、チェルノブイリの石棺はすでにボロボロ
です。

 以上のラジオ報道は、今年3月のことなので、リアルな話だ。
 この連休中でも、放射能は出ているのだ。
 
 小出
氏も「今は緊急時だから、元々は放射線管理区域にしなければいけない地域にも人々は住め」という事を日本政府は言っている。
 また、「一度逃がした人々も、そこにまた戻れと日本国政府が言っている。」と疑問視している。

 にもかかわらず、何もなかったかのように、総理大臣は外遊中である。
 外遊とは、税金で外国へ行くことだそうだ。 
 
 戦前と同じように、正々堂々と国民玉砕作戦進行中である!

………………………………………

 (あとがき)

 連休中なので、内容を大幅に変えました。
 もはや、物言えば、唇寒し……で、春うららが、痛い春です。
 
 これが、常識なのか……
 私の見方が変なのか……
 映画「世界残酷物語」のテーマソングが重い三年目の春です。
 この世で、一番残酷なのは人間なのかもしれないと思うこの頃です。
 
 これも、私の勘違い?
 この国のタフすぎる輩が、繊細な人々をいたぶっているように見えます。

 それが、生存競争? 
 でも、動物に閨閥なんてない。
 虫は、親の顔すら知らない。
 それでも、一人で生きて、一人で死ぬ。
 完全に自然に解き放たれています。
 けれど、人間には、余分なアクセサリーが多すぎます。
 
 最初からフェアでない世界で、何を踊れというのかと思います。
 けれど、私は福島ミステリィアスゾーンを掘り下げていくしかありません。
 体力が続くかぎり、この「世界残酷物語」の終末まで見届けるしかないでしょう。
 私は、どんどん先鋭化します。 命を削っても……。

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