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2015年6月

2015年6月22日 (月)

バセドー氏病の放射性ヨードの線量は、3~12ミリキュリー

 ずくなしさんのブログに読者の方からのメールが公開されていた。そこには、今NHKの「今日の健康」で甲状腺の病気を特集しているが、医師がバセドウ氏病の「放射性ヨウ素カプセル」について、治療に使う放射性ヨウ素は微量だから、人体への影響はないが、小さい子供には微量であっても影響があるため、治療を受けた大人は一定期間、小さい子供を抱いたりしないように」といメールだった。

  これに対するずくなしさんの回答はこうである。「バセドウ病の治療に使う「放射性ヨウ素」は、微量ではなくすごい量です。」私は、そこでその字ずらを凝視した。その先を読んで、もっと驚いた。そこで、引用させていただく。「以前治療を受けた方からは、患者の尿を管理したり、治療後は子供やペットを抱かないよう注意を受けた、夫婦のSEXもダメと言われたと聞きました。神奈川県の読者が所用で都内にでかけて帰ったら、携帯していた放射能測定器が、驚くような値を示していたことがありました。この例は、甲状腺からではなく、全身からすごい量のガンマ線が出ている人がいることを示しています。電車の中でも警戒が怠れません。」

「だったら、電車のなかでそういう人がいたら、被爆してしまうということ?」
 そんな理不尽な…。そのバセドウ氏病の患者自身が放射線を発光したまま町を歩いているということなのか…危険ではないか? 私は、早速ウェブ検索して、ある医師の方が書かれたブログに遭遇した。そこには、もっとビックリしたことが書かれていたからだ。転載させていただく。それは、2015年06月14日田尻クリニックが掲載していた文章だった。掲載させていただく。

Posted by I at 2015年06月14日

11章:アイソトープ治療についての説明

http://www.j-tajiri.or.jp/book/c/c11/

  バセドウ病の治療は、前に説明した診断用検査の最初の段階と同じで、ただはるかに作用の強い量の放射性ヨードが投与されるだけです。最近まで、マリー・キュリーの名を取ったキュリーという単位が放射性物質の測定に使われていました。放射性ヨードの線量はミリキュリー(1,000分の1キュリー)またはマイクロキュリー(100万分の1キュリー)のどちらかで表わされていました。

  これは現在メガベクレル(放射能を発見したアンリ・ベクレルの名を取ったものです)という用語が使われるようになっています。バセドウ病の治療に使われる放射性ヨードの通常の線量は、3ミリキュリーと12ミリキュリー(または100から500メガベクレル)の間のいずれかとなりますが、取り込み試験のトレーサーとして使われる放射性ヨードの線量は、4マイクロキュリーと6マイクロキュリーの間です。画像診断用(またはスキャン)のトレーサーとしては、30から100マイクロキュリーの範囲内です。

  30ミリキュリーを超える線量の場合、入院が必要となりますが、バセドウ病の治療に使う線量がそこまで達することはほんの時たまにしかありません。線量にもよりますが、普通は治療後速やかに帰宅し、周囲の人をあなたから出る放射線で被爆させないように、下に挙げた決まりにしたがう必要があるでしょう。

  甲状腺機能亢進症に対しては、効果が出るのに普通は1回量しか必要としません。カプセルか水薬のどちらを投与されたにせよ、痛みがないのが普通です。ただ、非常に高い線量(30ミリキュリーを超える)の場合、何らかの不快感を覚えるようになります。もっと高い線量では、首のところを触ると痛みを感じることがあります。時に、高い線量のため唾液腺が冒され、治療後に口の乾きを感じるようになる場合があります。しかし、本当にそれだけです。放射性ヨードは甲状腺機能亢進症にすぐ効くわけではありません。症状が一晩で消えるというようなことはないのです。甲状腺が小さくなり、甲状腺ホルモンの分泌量が減るまでに、少なくとも4から6週間かかり、時には3ヶ月近くかかる場合もあります。 

 放射性ヨードで甲状腺機能亢進症の治療を受けた全患者の5%は2回目の投与が必要になり、5%は効果が出るのに3回目の投与が必要になることさえあります。最終的に、この治療を受けた人の20%が甲状腺機能低下症になります(これは治ったということです)。そして、その後は正常な甲状腺状態に戻すため、生涯甲状腺ホルモン剤を飲む必要があります。一般的に、放射性ヨードで治療を受けた全患者の50%は10年以内に甲状腺機能低下症になると思ってよいでしょう。このために、6ヶ月毎に定期的な甲状腺機能検査を受けることが非常に大切になってきます。

甲状腺がん
 

《第6章》で述べたように、甲状腺がんの治療に使う放射性ヨードの線量は非常に高く、100ミリキュリーから150ミリキュリーの間です。繰り返しますが、この線量はがんが第2期で見付かった場合にのみ与えられるものです。もっと早く見付かった場合は、手術だけで十分治療できる甲状腺がんである可能性があります。高線量の放射性ヨード(30ミリキュリーを超える)を投与された後、最低2日は病院の個室に隔離され、見舞い客は入ることができません。普通は、先に述べたような高線量に伴う作用以外、何の不快症状もありません。

 退院する際は、下に挙げた注意事項に従うよう言われます(《第6章》に放射性ヨード治療と甲状腺がんの治療後の注意事項を詳しく挙げております)。約10日ほどしてから、治療の効果を確かめるために再度画像診断を受ける必要があるかもしれません。ほとんどかならずと言ってよいほど行われます。それから家で自由に過ごせるようになります。通常線量での治療後の注意事項かかっている医師と病院にもよりますが、平均的な治療線量の放射性ヨードの投与を受けた後、その後2〜3日はいくつか衛生上の注意事項に従う必要があります。このような注意事項がある理由は、あなたの唾液や汗、粘液、尿便、またはそれ以外の分泌物を通じて他の人が被爆するのを防ぐためです。

  この期間中、250cc入りのコップ2〜3杯の水を余分に飲むようにするとよいでしょう。これにより余分な放射能を早く「おしっこの中に出す」ことになります。2〜3日はちょっと寂しいでしょうが、これは必要なことです。最悪の場合、たまたま他の人が被爆してしまったとしても、具合が悪くなるようなことはないでしょう。しかし、健康な甲状腺に何らかの障害を起こす可能性のあるレベルの放射能に不必要に曝されることになります。

  バセドウ病に対する線量は、普通、半減期が約8日です。これは、8日の内に放射能の強さが最初に投与された時の半分になるということです。約2〜3日後、体内に残っている放射性粒子は相当量崩壊しています。そして、周囲の人をもはや「治療してしまう!」というようなことはありません。事実、体内の放射能の量はこの時点で無視できる程度のものになります。最初の数日間に忘れてはいけない主なことは、他の人との距離をおき、接触を避けることと、清潔にしておくことです。

  妊婦や小さい子どもとの接触は最小限に留める必要がありますこれは、小児や乳幼児、および胎児が放射線被爆により敏感なためです。食器類は別のものを使って分けて洗うか、使い捨てのものを使用してください。性的活動(キスも含めて)は、すべて避けるようにし、一人で寝るようにします。そして、使用後のシーツ類は別に分けて洗濯してください。また、ヘアブラシや櫛、タオル、フェースタオルなどは他の人とは別のものを使い、洗面所や浴槽は使うたびによく洗い流すようにしなければなりません

  トイレを使った後は、手をよく洗い、トイレの水は3回程流すようにしてください。トイレットペーパーは別のものを使うようにしてください。電話をかけたら、その後受話器を濡らした布でよく拭いておかねばなりません。着用したり、使ったものはすべて分けて洗濯しなければなりません。水分をたくさんとって、尿を通じて早く放射性ヨードを排泄させるようにします。 

 バセドウ病の治療線量やスキャンのためのトレーサーの線量が30ミリキュリー以下に下がれば、これらの注意事項を守る医学的必要性はありません。しかし、一部の病院や診療所では、いずれにせよ線量には関わりなく、上記の注意事項を尊守するように言われるかもしれません。 

 これはある種の法的規制のためです。もっと高い線量(30ミリキュリーを超える)に対しては、法的に48時間の隔離が必要となります。しかし、ほとんどの医師は、バセドウ病の治療に使う放射性ヨードの線量は非常に低いものであるため、上記の注意事項は必要ないと思っています。繰り返しますが、かかっている医師によって違います。              (転載終わり)

100から500メガベクレルって、すごい数値でない?

 「健康な甲状腺に何らかの障害を起こす可能性のあるレベルの放射能に不必要に曝されることになります。」なんて書かれていますが、こんな人が、電車に乗ったり町を普通に歩いていていい訳? 電車には、小学生だっているのだから…。

 「3ミリキュリーと12ミリキュリー(または100から500メガベクレル)の間のいずれかとなりますが、取り込み試験のトレーサーとして使われる放射性ヨードの線量は、4マイクロキュリーと6マイクロキュリーの間です。画像診断用(またはスキャン)のトレーサーとしては、30から100マイクロキュリーの範囲内です。」100から500メガベクレルなんて、想像もつかない線量ではないか…。これが平和的に使われるアイソトープの実態なのか

 何だか、余りに楽観的な感じがする。ここで何か起きたって、証拠も何も出しやしないだろう。無責任な東電の原子力神話と同じ。集団的自衛権で事故が起きたって、政府は全く責任なんか取らないだろう。そうやって、平然と国民を遺棄してきた国…。

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(あとがき)

☆ブログ、遅れていましたが、ようやくアップしました。我が家に住み着いてい     るウグイスは、今日も昼間鳴いていました。もう七月に近いというのに、どういうことでしょう。七月も近いというのに涼しくて、虫も余りいないようです。妙な気配です。

☆福島の姿が、本当にベールにかけられているような気がします。その裏で学会が、多重構造に何をかを企んでいるようですね。そして、それは国の動きと連動している…みんな一本の根とつるんでいる…そんな感じがします。

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2015年6月 5日 (金)

原発事故後の疑問アラカルト(52)福島小児甲状腺検査リンパ節転移75%

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    福島ミステリアスゾーン



 5月28日(木)から29日にかけて、日本内分泌外科学会総会が、コラッセふくしま4階で行われた。これを取り仕切ったのが、この時点で理事長であった鈴木眞一氏である。そして、これを最後に理事長職を離れることになったようだ

 そのせいか、また、彼らの大好きなワークショップやシンポジウムが満載だ。今回は福島第一原発事故隠蔽首謀者が一同に集結してしていて、またまた、私の血圧を上げている。

 ここで、ランチョンセミナー1として、5月28日(木)12:10~13:10会場コラッセふくしま4階 第1会場 多目的ホールで座長山下 俊一(長崎大学/福島県立医科大学)演者Pavel Rumyantsev。共催としてあすか製薬株式会社の名前があった

 ふと、過去がまた蘇った。つまり、このセミナーは、山下氏のセミナーについてはあすか製薬がスポンサーになったのだろう。いままで、何かと言えば、国民の税金を使って派手、にワークショップを実現していたが、さすが無官で国のお金を使うのはまずいと自覚したのか、環境省に諭されたのか、あすか製薬にお金を提供させたようである。そりゃ、あすか製薬は、子供の甲状腺が、ガン化すればするほど利益が上がるのだから皮肉だ。

 それでも患者のための緊急輸入を私物化して、放射線が出ているのに壊れた倉庫から製品を取り出し出荷してしまった会社だもの。しぶとく生きているのだろう。私はそんないい加減な会社の薬なんて御免だったから、市内病院にサンド社の窓口を頼み込んで設置してもらった。市内の処方箋薬局は、サンド社のレボチロキシンナトリウムという名前を一件も知らなかった。

 その公的緊急輸入を自社のため私物化し、急落していた自社株をあげることに成功した。それを援護射撃したのが、当時甲状腺学会理事長だった山下氏をふくめ、小児内分泌学会、山下氏がプロジュースしたT4委員会。この委員会が、サンド社にメールと電話攻撃をした。サンド社は、この何か正式な委員会だという誤解もあったようで、この組織に「このままだと大変なことになる」とか言われ、苦しむ国民や患者たちのために人肌脱いだ。ボランティア精神でやむを得ず引き受けたようだった。

 そうした2011年の原発事故にまつわる混乱も、少しの清涼感もなく隠蔽された。原発事故を起こした東京電力も何も傷つかず税金を吸い尽くし、いわき市にあるあすか製薬も放射線プルーフが飛んでいった壊れた立体倉庫から、チラージンを取り出し、出荷してしまった。それにしても、緊急輸入なんて厚生労働省の仕事だろう。なんで、学会がやったのかが、まさに初歩的疑問だ。

 そんないい加減なことをして、甲状腺患者に放射線入りの薬を飲ませる神経それをとがめると、厚生労働省の回答は、それは各会社が決めること。そのために薬事法がある。と回答したのだ。しかし、放射能プルームが飛んで、当初690000㏃の放射線ヨウ素が雑草に溜まっていた。それが、津波で壊れた倉庫にも通過したかもしれない。なのに、そんなデーターも検索しないまま、出荷してしまった会社が、大儲けして笑いがとまらない現実がある。

 ランチョンセミナーは、エーザイ株式会社も ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、ファイザー株式会社も協賛している。みんな製薬会社。がん開発の製剤情報の利権でもほしいのだろうか。それにしても、税金が駄目なら、経済界からも集金できるとなるなら、お金を持っているものの天下である。税金は国民のもののはずなのに、国民は、まったく無視され、官僚も、政府も勝手放題自分のお金だと思っている。

http://www2.convention.co.jp/27jaes/program.html

■lリンパ節転移75% 肺転移4%の重さ

 2015年5月31日 「低気温のエクスタシーbyはなゆー」さんによると、甲状腺癌を発病した福島の子供の4%が既に「肺に転移」してしまっている病状のようだが…というツィッターが入っている。これは、どうやらも日本内分泌学会総会で鈴木教授あたりから報告された情報なのだろう。

リンパ節転移=75%
被膜外浸潤=44%
肺転移=4%

  リンパ節転移=75%ということはどういうことか。リンパ節からどこへ廻るのか。肺まで転移している子供は、肺を手術したりしないのか。これでは甲状腺ガンなので、予後がいいなどと言っていられないではないか。ここには、確実に福島県立医科大の検査順番を決めている県の担当者の小谷という人の認識ミスということはなかったのだろうか。

 小谷氏は、空間線量で順番を決めていると検討委員会の記者会見で、おしどリマコリーヌ氏の質問に答えていたが、いわき市の子供が2011年3月下旬に内閣府が行った放射線ヨウ素の検査で、いわき市の子供が一番高かったというニュースも知らなかった。あんなに新聞で大々的に報道されたのに…。

 何かを決定する時は、ありったけの情報を収拾して、すべきではないか…子供の命がかかっている検査なのである。私は、そういう検査の順番を決めるのは、福島医科大が決めているものだと思っていた。しかし、県の小谷という人が決めていた。同氏は主査だそうで、毎日新聞・日野行介記者の「県民健康管理調査の闇」という本によれば、小谷氏というのは、秘密会議を取り仕切っていた人のようだ。

 いわき市には原発事故当初、3月18日690000㏃/gのヨウ素が雑草に溜まっていた。いわき市はそれを職員にさえ隠した。地元の新聞社も知らなかった。福島県の薬事課も知らなかった位だ。そして、子供のいわき市の甲状腺検査は、大きな都市としては一番最後にされたという経緯もある。すなわち、完全に人災であろう。判断ミスだ。もっと早く発見できる手立てを考え得たはずである。

 そんな原発事故処理のために、子供達が苦しんでいる。それは福島だけでなく、千葉でも、ウラン工場が地震で燃えたため、リンパ腺腫に入院している人もいるようだ。まだ、若く美しい女性が、放射線治療のため毛がすべて抜けてしまって外観を気にしながら生きている。それでも、政府はそういう人々に何の補償もしない。

 若い女性の未来を壊してしまったくせに、まだ東京でオリンピック招致などと言っている。人の人生の多くを壊したくせに、内閣は、また戦争法案を違法に作ろうと画策している。 

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あとがき

☆やっとブログアップしました。もうひとつブログをやってるのですが、そちらの方が統一地方選などがあって、書きこむことが多く、原発事故関係は、もはや御用学者の多発のせいで、すべてが悪貨に駆逐されてしまったので、私の言葉も少なくなってきました。

☆山下氏、鈴木氏、そしてあすか製薬の名前を聞いて、突然、興奮して書き始めました。県民健康調査は、完全に「疫学調査」として納得した人でないと受けられないそうですね。国会でそう大臣が答弁していたので、本当なのでしょう。人の人権をなんだと思っているのでしょうね。加害者は誰で、なぜ、被害者が虐げられていなければならないのでしょう。疑問は絶えません。

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