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2016年11月 5日 (土)

「小児甲状腺がん家族会」発足記者会見 牛島医師講演から…

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2016年3月12日「小児甲状腺がん家族会」発足記者会見が行われた。この時、牛山医師が講演したが、そこに示唆的な言葉があった。「みんな楽しくHappy♡がいい」さんが文字起こしをしてくださったので掲載させていただく。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4615.html

☆ユーチューブ https://youtu.be/Vsf0FAjJqYk?t=23m52s

福島の県民健康調査によって原発事故当時18歳以下だった人たちに甲状腺癌が多発していることが明らかになっています。この5年間で県が把握しているだけでもすでに116人が手術を受けられています。 

甲状腺癌は侵進行も遅く命に関わることのない悪性度の低いガンだと言われていますが、実はそれは成人以降の女性に見られる成人の女性の甲状腺癌の話です。 

2011年の福島原発事故以前、小児甲状腺癌は非常に少なく、診療経験のある医師は日本の甲状腺の専門医の中でも非常に稀でした。 

チェルノブイリ原発事故後に7000人に増えたとされる甲状腺癌は、腫瘍が小さくてもリンパ節や肺転移などを起こしやすく、進行しやすいと言われています。 

今回、ほとんどの方を手術された福島県立医大の報告を見ると、手術を受けた方々の90%以上は腫瘍の大きさがすでに手術適用基準を超えていたり、または小さくてもリンパ節転移や肺転移を起こしていたり、甲状腺の外に広がりを見せていた、進行したものであり、「いますぐ手術をしてよかった」そんな症例だったとのことでした。 

これは、たくさん甲状腺癌が見つかったのは検診をしたせいだ、スクリーニング効果だ。それは「過剰診断だ」という意見とはそぐわない事実です。

 ではなぜこれだけの多くの甲状腺癌が福島の子供達に見つかったのか?
まったく、まだ解明されていません。放射線の影響かどうかも、県の検討委員会の中ですら意見の相違があり、「影響とは考えにくい」とか「影響を否定するものではない」とか、非常に曖昧な表現をされています。
 

患者さんやご家族は、今回診断された甲状腺癌がなぜ起こったのか、とても悩んでおられます。お母様はすぐにおっしゃるんですよ。

「あの頃の食事が悪かったんでしょうか」
「放射能汚染を気にせずに食べさせたから、だからなったんでしょうか」
「外で遊ばせたのがいけなかったのか」
高校生の子は「自転車で通学したからいけなかったんだろうか」
皆さん自分を責めています。
 

また、遺伝的なものなのか? そんなふうに、お子さん本人も親御さんも自分がいけなかったのかととても悩んでおられます。実は手術を受けて、その後に再発した方は複数おられます。

再手術の前に治療方法においてセカンドオピニオンを希望される方も当然おられるんですが、福島県内では「それは県立医大に行くように」と言われて、相談に応じてくれる医療機関もほとんどなく、実現が困難な状態なんです。 

より良い医療を受けたいという患者として、また、人の親として当然の願いを実現させたいと思っています。担当医師とのコミュニケーションも上手く取れていない。それを上手く取れるようにお手伝いしたいと思っています。 

甲状腺癌というものについて、忌憚のない意見の交換や、適切な情報の共有をして、できるだけ不安を、少しでも取り除いてあげたい。また日常生活での健康に関する疑問に気軽に答えて、より安心できて健康的な生活を楽しめるようにサポートしたいと思っています。 

また、叶えば、ですけれども、患者さんがご自身の経験を活かせるよう、例えば、手術の経験をまた新たに患者になった方に伝えていく、そんな手助けもしたいと思っています。 

福島の健康相談会とかに行くと、最近は「放射能」という言葉すら口にしにくくなっています。また福島県外では、放射能とか福島の問題はもう過去の話になっています。そんないま、臨床医としてやれること、やるべきことがここにあるのではないかと私は思っています。 

私は原発事故当時ちょうど18歳以下だった子供をこの関東で育てている母親本人でもあります。また、病気を抱えている患者さんの日常生活への助言や様々な不安を軽減することが主な任務の一つである内科の臨床医です。

そんな私はいま言っているような使命感を持ってこの甲状腺がん家族会の世話人になりました。甲状腺外科の専門医がアドバイザーになってくださっています。また他にも、甲状腺専門医のバックアップが得られています。
 

甲状腺がんという病気になってもより良い治療を受けて、不安を減らして、より安心して幸せに生活ができるよう医師として力を尽くしたいと思っています。 

どうぞ、甲状腺がんと診断された福島の子供さんやご家族の方が一人でも多く参加されて、繋がって、力を合わせて問題を解決できるように皆さんもお力を貸してください。以上です、ありがとうございます。(転載終わり)

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90%以上はリンパ節転移や肺転移があった!


以上が、牛山医師の講演のテープ起こしだ。ここで印象的だったことは「手術を受けた方々の90%以上は腫瘍の大きさがすでに手術適用基準を超えていたり、または小さくてもリンパ節転移や肺転移を起こしていたり、甲状腺の外に広がりを見せていた進行したものであった」という言葉だ。

90%が転移しているという現実は、驚くべき数字ではないのだろうか。リンパを切開したため、術後当初は声を出しにくかったという甲状腺ガンを手術した福島の少女の声も、さる報道番組が伝えていた。また、手術後、再発した子供も複数いるとのこと…90%も転移していたなんて、尋常な数字ではないだろう。

にもかかわらず、それをスクリーニング効果だとか、「過剰診断だ」という専門家がいたのを私達は知っている。子供の甲状腺ガンは進行が早いということは甲状腺関係学会から出版されているガイドラインに掲載る事実だ。手術を受けなければリンパ液に乗って、他臓器に転移して取り返しがつかない事態になっているから甲状腺もリンパ節も全摘したのだろう。

原発事故当初から、オーストラリアのカルディコット女史は「早く手術しないとみんな死んでしまう。」と被爆した子ども達のことを心配していたのが印象的だった。そして、その通りになっている。いまさら、被爆したかどうか分からないなんて、どんな論理を使ったらいえるのだろう。

1巡目の数字で比較すると、通常の約200倍の発生率になっているというほど検査結果は放射線の影響を受けていることを証明しているにもかかわらず、福島県などでは被ばくの影響は考えにくいと言っているそうだが、それもこれも、初期データーを取らせないよう関係者がシナリオを書いていた。今になって初期データーの欠如が、放射能との因果関係を証明できない足かせになっている。

しかし、先回も書いたが、初期測定を妨害したのは他でもない福島県であり、福島医科大だった。福島医師会も国の委託で放医研がインターネット調査を実施しようと開いた説明会で、やはり「地元の不安をあおる」と反対した。その人物のなかに、地元医師会理事の星氏もいた。

ダメ押しで福島県は、厚生労働省に学会を通じて申し入れをさせている。そういう要請があったことを厚生労働省厚生科学科の危機管理室が窓口だった厚生労働省は認めた。その学会の名は「日本学術会議」それから「日本疫学会」そして「精神神経学会」だった

こうして初期被爆データーを取らせないことに諸学会は成功した。特にビックリするのは、「日本学術会議」。日本を代表するアカデミーの殿堂が、初期被爆検査を阻止していた。「日本疫学会」も約200倍の発生率になっているという174名の小児甲状腺ガンを、単なるスクリーニング効果と言い出した人物が理事をしていた当該学会だ。

みんな現在のシナリオを書き、そうお膳立てした。関係学会、関係官庁、県とみんな運命共同体! 何があっても、これからどんな被害が出ようとも、放射能の関連を認めないだろう。放射線の影響もその因果関係も不明というのなら、県民健康調査の所管が何ゆえに環境省なのだろうか。

小児甲状腺検査が環境的に問題が残されている状態だからこそ、公害問題として、わざわざ「厚生労働省厚生科学科の危機管理室」から移籍されたのではなかったのか。小児甲状腺検査が、危機管理室と関わりをもつ原発事故から発生したから、こんな検査をしているのだろう。もし、原発事故の影響がないならば、最初から甲状腺検査など必要ないだろう。

原発事故後、いわき市ですら3月18日に雑草に放射線ヨウ素が690.000ベクレル降り積もっていたのだ。それでも、何もないといい続けているつもりなのだろうか。三春町だけヨウ素剤を配った以外、どこの市町村も子供に配っていなかった。いわき市は市民にその数値を知らせてもいなかった。そして、市民や子ども達に被爆をさせた。それでも、放射線の影響がないといい続けている関係学会と関係官庁の冷酷さと愚鈍さ…。

こんなに矛盾だらけなのに、苦しみ続けるのは被災者だけ…。そして、苦しみぬいて死んでいくのも被災者だけ…。チッソや広島・長崎原爆などの時と同じだ。国とは、傷ついた人を助けるどころか切り捨てていく。原因を作ったのは国にもかかわらず…。

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